「渋谷らくご」二つ目 瀧川鯉八がトリをとる公演

初心者向け：演者さんの名前は知らなくても、落語ってここまで演者によって違うものなのかという多様性に満ちた会です。なかでもこの公演は、二つ目という、真打になる前のキャリアの若手がトリをとる公演。渋谷らくご大賞の鯉八さん、ぜひお笑い好きや映画好き、演劇好き、読書好きという方に触れていただきたい才能です。緑太さん、志ん五師匠の安定した語り口、吉笑さんのスピードスターぶりなども注目。
アングル：鯉八さんには今年かなりトリをとってもらいました。正直どの位置でもマイペースに仕事を完遂する人ですが、トリの鯉八さんは一体感が別格です。負けじと吉笑さんがどう出るか。間にひとり入った志ん五師匠の古典が、終演まで効いていたら最高ですね。

▽柳家緑太　やなぎや　ろくた
25歳で入門、芸歴10年目、2014年11月二つ目昇進。古典落語をラップにしている。Youtubeで公開されていて、おそるべき完成度。最近は自転車通勤に慣れてきていて、平気で2時間弱ほどペダルを漕ぐ。TBSラジオの「エレ片」リスナー。

▽古今亭志ん五　ここんてい　しんご
28歳で入門、芸歴15年目、2017年9月真打昇進。渋谷らくごの公式読み物どがちゃがでは、志ん五師匠の似顔絵コラムが掲載中。スケートボードにはまって、次々に大技を習得している。先月、三宅島で釣りをしてきた、毒のある魚も捕まえられた。

▽立川吉笑　たてかわ　きっしょう
26歳で入門、現在入門8年目、2012年4月二つ目昇進。もともと酒豪であったが、禁酒をしているため炭酸水を飲んでいる。文化放送での「SHIBA-HAMAラジオ」水曜日パーソナリティ。熊手を買い続けていたが、今年の酉の市では巨大な熊手を買った。

▽瀧川鯉八　たきがわ　こいはち
24歳で入門、芸歴11年目、2010年二つ目昇進。文化放送にて放送中の「SHIBA-HAMAラジオ」水曜日パーソナリティ、相方は立川吉笑さん。中山うりの「青春おじいさん」が好き。コンビニに寄らないように気をつけていたら、痩せることが出来た。