「はやおきらくご」

　日曜日の午前中に二つ目だけが登場する「はやおきらくご」。実験的にはじまった企画公演でしたが、二つ目さんのやる気に助けられ、もはや定番の落語会です。
今月のトリは、通常の渋谷らくごでも大活躍の伸べえさん。謙虚さと不安の入り混じった独特の自己表現、今のうちに是非味わっていただきたい。
シブラク初登場の祐輔さん。仁馬さん、市寿さんは2度目の登場です。
日曜の午前中、少しだけ早起きしていらして下さい。そのまま午後の渋谷らくごも聴いて、落語漬けの1日を過ごすのもおすすめ。

▽古今亭佑輔 ここんてい　ゆうすけ　落語協会
22歳で入門、2020年11月二つ目昇進。私服は黒を選びがち、ヘッドフォンは白を選ぶ。オムライスが綺麗にできるとインスタグラムに写真をアップする。お店で食べたおいしかったものを家で再現したくなる。

▽三遊亭仁馬　さんゆうてい　じんば　落語芸術協会
2016年入門、2020年6月に二つ目昇進。毎年お正月に、自宅で落語会を開く、宣伝チラシには自宅の住所をしっかり明記する。先日紙芝居を披露してみた。「葛飾区民大学」で講師をしている。

▽柳亭市寿　りゅうてい　いちじゅ　落語協会
29歳で入門、芸歴10年目、2019年二つ目昇進。北千住に住んでいて、北千住の銭湯好き。「今週の一字（いちじゅ）」という企画をつくって、習字を披露している。夏は麦わら帽子を着用して、日焼けを防ぐ。

▽桂伸べえ　かつら　しんべえ　落語芸術協会
23歳で入門、2017年6月二つ目昇進。「2022年渋谷らくご創作大賞」受賞。落語を覚えながら寝る。いまスナップエンドウをタネから育てていて、毎日経過をXにポストしている。いま急にお菓子をパンを食べない生活をはじめた。