「渋谷らくご」菊之丞シリーズ！24夏

渋谷らくごはどの会もそうですが、特にこの会は、落語のために生きている熱血落語マンたちの競演です。私生活がにわかには想像しづらい、落語のためだけに生きてるんじゃないかと思わせる、現代の落語隠者たち。高座の上で強く光を放ち、高座を降りればふっと気配を消す、そんな孤高の落語家たちの煌めきを見逃すな。トリは３ヶ月に一度の菊之丞師匠の登場です！

▽春風亭朝枝　しゅんぷうてい　ちょうし　落語協会
2015年2月入門、現在8年目、2020年2月二つ目昇進。黒い柔らかそうな素材のシャツを好んで着る。たまたまラジオで流れてきた落語にはまって、近所の図書館に行って落語のCDを借りまくった。散歩を好み、たくさんのお酒を飲むらしい。夏になるとスイカの絵文字を使う。

▽柳家小せん　やなぎや　こせん　落語協会
22歳で入門、芸歴27年目、2010年9月真打昇進。橘家文蔵師匠と入船亭扇辰師匠と音楽ユニット「三K辰文舎」としても活動中。前回の渋谷らくごご出演時は、新幹線の運転見合わせとバッティングした。先日、とうもろこしご飯をつくった。

▽柳亭市童　りゅうてい　いちどう　落語協会
18歳で入門、芸歴13年目、2015年5月二つ目昇進。2025年3月真打昇進が決定した。「四代目松柳亭鶴枝」を襲名する。インスタグラムにラーメンの写真を積極的にアップする。スプレッドシートで管理していた名簿のデータがずれてしまい、苦悩している。先日盆踊りに行ってテンションがあがった。

▽古今亭菊之丞　ここんてい　きくのじょう　落語協会
18歳で入門、芸歴32年目、2003年9月真打昇進。家の電球を取り換える時だけ、おかみさんから「師匠」と呼ばれる。自称雨男。池袋の洋食屋さん「キッチンチェック」の閉店を悲しんでいる。旅先でもふらっとスナックに入り、お酒を飲む。