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2017年の主催・協力公演

2017年2月24日(金)

WOWOW「町山智浩の映画塾!」  町山智浩×春日太一対談

WOWOW「町山智浩の映画塾!」  町山智浩×春日太一対談

2017年第一弾は「子連れ狼」劇映画6本を町山智浩と春日太一が斬る!

小池一夫の原作による同名劇画が大ヒット。一世を風靡した「子連れ狼」拝一刀を演じた殺陣の名手若山富三郎が、斬って斬って斬りまくる! 猛烈アクション時代劇! プロデューサーは実弟勝新太郎!(*1~4作目まで勝新太郎がプロデュース)
■町山智浩より
「手足が飛び、血の噴水が上がる! アメリカで『子連れ狼』を大ヒットさせたロジャー・コーマンは「これは天才か狂人の仕業だ!」と唸った。スプラッター映画ブームに火をつけ、『キル・ビル』や黒い三連星に絶大な影響を与えた超絶チャンバラ映画!」
■春日太一より
「日本映画がドン底の時に突如として狂い咲き救世主となった血みどろの人気シリーズ。未見の方は「えっ!時代劇ってこんなこともアリなの??」という展開の連続になると思います。そんな狂気に満ちた作品の魅力と背景を掘り下げていきます」
そして『日本のいちばん長い日』(1967)についても語ります!
東宝創立35周年を記念して、三船敏郎、志村喬、島田正吾ら、映画・演劇界の錚々た
るオールスターを取り揃え、壮大なスケールで放った歴史大作ドラマ。監督は岡本喜
八。
→ 急遽、岡本喜八監督『日本のいちばん長い日』解説も追加!

2月24日(金)「町山智浩の映画塾!」
18:30 開場
19:00 開演
  • 作品
    写真:wowow 2017年4月放送 (C)東宝







    ■「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」1972
    ロジャー・コーマンも絶賛した、若山富三郎主演の時代劇シリーズ第1作。柳生烈堂の陰謀により一族を殺された公儀介錯人拝一刀は、幼子大五郎とともに冥府魔道に踏み込む。

    ■「子連れ狼 三途の川の乳母車」1972
    若山富三郎主演の時代劇シリーズ第2作。冥府魔道に生きる鬼となった拝一刀とその子大五郎を、公儀探索人の黒鍬衆、女武芸者の別式女、公儀護送人の弁天来三兄弟が襲う。

    ■「子連れ狼 死に風に向う乳母車」1972
    若山富三郎主演の時代劇シリーズ第3作。天領代官の猿渡玄蕃の刺殺を依頼された元公儀介錯人・拝一刀。しかし、玄蕃は数百の弓・鉄砲隊を率いて一刀を待ち受けていた。

    ■「子連れ狼 親の心子の心」1972
    若山富三郎主演の時代劇シリーズ第4作。胸に金太郎童子の刺青を持つ女、お雪を斬る依頼を尾張藩から受けた拝一刀は、裏柳生軍団の襲撃をかわしながらお雪の行方を探る。

    ■「子連れ狼 冥府魔道」 1973
    若山富三郎主演の時代劇シリーズ第5作。元公儀介錯人・拝一刀は、筑前黒田藩から密書の奪還と刺客の依頼を受ける。このシリーズの過激な殺陣は、海外にも影響を与えた。

    ■「子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎」1974
    若山富三郎主演の時代劇シリーズ最終作。柳生烈堂は大雪原に一族の総力を結集し、拝一刀と大五郎親子を襲う。お馴染みの手押し車をソリに仕立て、荒唐無稽な作品になった。
  • 町山智浩
    映画評論家。1962年東京都生まれ。早稲田大学卒業後宝島社に入社。雑誌『宝島』、『別冊宝島』ムック『おたくの本』『裸の自衛隊』『いまどきの神サマ』などの編集に携わる。その後洋泉社に転じ編集長として雑誌『映画秘宝』創刊、97年に退社後渡米。『映画の見方がわかる本』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』ほか著書多数。ガース柳下、ウェイン町山として翻訳家・映画評論家の柳下毅一郎とファビュラス・バーカー・ボーイズを結成し映画ファンに絶大な人気を誇る。最新刊は、『トランプがローリングストーンズでやってきた』(文藝春秋社刊)、『最も危険なアメリカ映画』(集英社インターナショナル刊)。現在、アメリカバークレイから様々なメディアを通じて映画評論を行っている。
  • 春日太一
    時代劇・映画史研究家。1977年生まれ。東京都出身。週刊文春、週刊ポスト、時代劇専門チャンネルガイド、日本映画専門チャンネルシネマガ等多くの媒体で、映画およびテレビドラマに関する執筆活動をしている。
    単行本も多く出版し、著書に「天才勝新太郎」(文春新書)、「仁義なき日本沈没」(新潮新書)、「仲代達矢が語る日本映画黄金時代」(PHP新書)、「あかんやつら~東映京都撮影所血風録」(文藝春秋)、「なぜ時代劇は滅びるのか」(新潮新書)、「時代劇は死なず」(河出文庫)、「役者は一日にしてならず」(小学館)がある。

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