渋谷らくご

渋谷らくごプレビュー&レビュー

2022年 2月11日(金)~16日(水)

開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。

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2月14日(月)19:00~21:00 立川談吉 春風亭一花 田辺いちか** 瀧川鯉八

「渋谷らくご」近未来の名人たち

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プレビュー

 二つ目さん三人に、鯉八師匠という、とってもフレッシュな会がこの月曜日に開催されます。これは、近い将来に新しい名人像を作り上げる人たちによる演芸会。
 古典も創作も、独自のメロディアスな語り口と、なにを考えてんだかわからない、どこからどんな球が出てくるかわからないというときめきを感じさせる談吉さん。男っぽくも女っぽくもなく、ジェンダーレスでどんな登場人物にもすっと入っていく語り口の新感覚 一花さん。講談の描く世界で、サムライのような生き様を燃え(萌え)の心で端正に表現してくれるいちかさん。
 そしてトリは渋谷らくごを象徴する存在、新しい落語の可能性を開拓する鯉八師匠。「自分のことを中の下だと思っている人に創っている」という、寓話とも映画とも思えるような不思議な味わいの落語、ぜひ味わってください!

▽立川談吉 たてかわ だんきち 落語立川流
26歳で入門、芸歴14年目、2011年6月二つ目昇進。iPhoneの待受が「いくら」。毎日ラーメンを食べている。学生時代に覚えた元素記号を覚える語呂合わせがいまだに忘れられない。初詣で神社にいったところ、今年厄年であることに気づいた。

▽春風亭一花 しゅんぷうてい いちはな 落語協会
26歳で入門、芸歴8年目、2018年3月に二つ目昇進。インスタグラムに「江戸のおかず」をアップしていたが、最近は飽きている。写真を撮られるときに手のひらを見せることが多い。先日落語会の売り上げを全部持ち帰ろうとした。

▽田辺いちか たなべ いちか 講談協会
2014年に入門、芸歴8年目、2019年3月に二つ目昇進。2020年渋谷らくご「楽しみな二つ目賞」受賞。いま講談師を描いた漫画「ひらばのひと」に夢中。文蔵師匠が企画している第十八回「落語協会大喜利王選手権」にて優勝を果たした。

▽瀧川鯉八 たきがわ こいはち 落語芸術協会
2006年24歳で瀧川鯉昇師匠に入門、2020年5月真打昇進。鯉八さんの似顔絵のLINEスタンプが発売中。創作落語ユニット「ソーゾーシー」の「ソーゾーシー2022 新春ツアー」で全国を回っている。ツアー中は玉川みね子師匠と行動をよく共にしている。

レビュー

絵:漫才コンビ「キュウ」 ぴろTwitter:@piroguramu 芸人

立川談吉(たてかわ だんきち)-花見小僧
春風亭一花(しゅんぷうてい いちはな)-辰巳の辻占
田辺いちか(たなべ いちか)-名刀捨丸の由来
瀧川鯉八(たきがわ こいはち)-長崎

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