渋谷らくごプレビュー&レビュー
2015年 5月8日(金)~12日(火)
開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。
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今月のみどころ
「渋谷らくご」を楽しむためには、
なんの知識も準備もいりません。
想像する脳みそさえあれば、どなたでも楽しめます!
少しくらいわからない言葉があっても、そういうのがあるんだなくらいに思って聞けば大丈夫。
すべてわかる必要もありません。
私の仕事はこの番組を組むまで、なのですが、もういてもたってもいられず、今月も見どころなどを簡単に説明したいと思います。
落語気になってんだよ、どこ観に行けばいいかわかんないんだよね、という方から、
普段の落語会とは雰囲気のちがう「なにが起こるかわかんないとこ」を見てみたいという上級者まで、
全方位で、どの回も楽しめる番組に設計したつもりです。
「渋谷らくご」は二つ目と若手真打中心の番組ですが、講談、浪曲、そして中堅、ベテランの域に入る方まで出演しております。
どなたか一人でも気になって追いかけてくだされば、最終的には落語界全体を俯瞰して観られるよう、工夫しているつもりですので、まずはこの「渋谷らくご」をプラットフォームとしていただけるとものすごくうれしいです。
全体としての見どころは下記です。
どの回でも充実のトリ陣
11日は、松之丞がトリに挑戦! 持ち時間は全員30分!
8日の喜多八師匠 / 9日の生志師匠、彦いち師匠 / 10日の春蝶師匠、圓太郎師匠 / 11日は、二つ目、神田松之丞がトリに挑戦 / 12日の彦いち師匠
どの日のどの回にいっても安定感抜群の師匠方がトリをとってお客さんを満足させてくれるはずです。二つ目も真打も、持ち時間は全員30分!
思い切り力が出るぶん、たっぷり楽しめます。最初の出演者から楽しめる番組です。
どなたでも楽しめる、新しい落語「創作らくご」
現代を生きる人であれば、だれでもが楽しめる創作らくご。今回は、彦いち、百栄両師匠に加え、台所鬼〆さんが初参加。無理やり創作の会にお呼びしましたが、なんとこの回のために創っているという情報も!? 鯉八、昇々というキャラクターの濃い創作の騎手たちが、どんなネタをひっぱりだしてくるのかにも注目!ぜひお友だちをお誘いあわせの上、ご参加ください。
平日18時「ふたりらくご」にも注目
18時から19時までの一時間。ちょっと仕事を早めに切り上げてこられる人、学校帰りの学生、買い物の帰りに1時間、気軽に落語を聴くことができる平日の夕方公演。業界の価格破壊とも言われていますが、どうぞお友だちを誘ってきてください。会社の午後半休とってでも来る価値アリ! 今月は「鯉八×こしら」の鬼才対決、「吉笑×志ら乃」の談志孫弟子対決、「小辰×扇辰」のプチ親子会、どの回もみどころたっぷりです!
9日(土)ニコニコ公式生放送『WOWOWぷらすと』で生中継
2万以上を動員し、90%以上の満足度を獲得する「渋谷らくご」の中継。もちろんアーカイブには残しません。ストリーミング配信です。 出演者の方々にご協力いただき、ありがたく中継という段取りとなりました。ぜひ現場に来ていただきたいです。落語はお客様と一緒に作り上げる演芸ですので! なお、ご来場のお客様はなんら気を使う人はありません。顔も映りませんし、無理に笑う必要もありません。あくまでメインは、会場にいるお客様です。 あとは、充実のラインナップ、具体的に見どころを手短に説明したいと思います。 ※「渋谷らくご」には、二席目と三席目の間に「2分間のインターバル」が入ります。 これは、休憩ではなく、「脳を休める時間」です。 落語は脳をつかい想像し楽しむものです。普段あまり使っていない人でも、使っている人でも、2分休めると、より楽しめると思います。 ※また、「脳の筋肉使用」の目安を三段階で設けました。初心者でも楽しめるかと思いますが、脳筋肉痛に注意してください。 ※「渋谷らくご」は、開演してすぐ出てくる人から30分をお任せし、「トリ」のつもりでやってもらいます。出演者全員「トリ」です。また、出演順は年功序列ではありません。最初からトップギアでお客様を楽しませることをモットーとしております。 ※開演前と終演後に「落語体験」というトークコーナーがある回があります。あくまでおまけのようなもので、いろいろな仕事の方をお呼びして、落語を生で体験し、現代人としての意見をうかがいます。お時間ある方はおつきあいください。