渋谷らくご

渋谷らくごプレビュー&レビュー

2016年 1月8日(金)~12日(火)

開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。

イラスト

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今月のみどころ

「渋谷らくご」を楽しむためには、
なんの知識も準備もいりません。
想像する脳みそさえあれば、どなたでも楽しめます!

少しくらいわからない言葉があっても、そういうのがあるんだなくらいに思って聞けば大丈夫。
すべてわかる必要もありません。

私の仕事はこの番組を組むまで、なのですが、もういてもたってもいられず、今月も見どころなどを簡単に説明したいと思います。
落語気になってんだよ、どこ観に行けばいいかわかんないんだよね、という方から、
普段の落語会とは雰囲気のちがう「なにが起こるかわかんないとこ」を見てみたいという上級者まで、
全方位で、どの回も楽しめる番組に設計したつもりです。

「渋谷らくご」は二つ目と若手真打中心の番組ですが、講談、浪曲、そして中堅、ベテランの域に入る方まで出演しております。
どなたか一人でも気になって追いかけてくだされば、最終的には落語界全体を俯瞰して観られるよう、工夫しているつもりですので、まずはこの「渋谷らくご」をプラットフォームとしていただけるとものすごくうれしいです。

全体としての見どころは下記です。

落語ファンが、初心者の友だちを安心して連れていける落語会

落語ファンが、友だちを連れていきたい落語会。 普通だと、公演時間の長い寄席か、人気のある落語家の一日だけの独演会、ということになるかもしれません。チケットの確保が難しい、スケジュールを合わせるのが難しい、さらに、次に行くのも難しい。リピーターになるまで時間がかかります。そこで渋谷らくごは、いま旬の落語家さんたちをメインに毎月5日間連続10公演。当日行けて、スケジュールが合わせやすくて、品質保証もバッチリ!寄席と独演会のちょうどいいところを合わせていますので、初心者ひとりでも、初心者のお友達を連れていくのも最適な会です。 もちろん、落語ファンも楽しめる落語会です。

引き芸の名手 二つ目 柳家ろべえが最終日トリ公演!

喜多八師匠のたったひとりの弟子、柳家ろべえさんが運命の日を迎えます。喜多八師匠は自ら志願してトップの出番。一之輔師匠が盛り立て、さらに若い講談・神田松之丞が脇を固める。ろべえさんの輝きを目撃してください。歴史的公演となります。

どの回でも充実のトリ陣 持ち時間は全員30分!

一級品の腕をもつ師匠方に、才気あふれる二つ目たちがおなじ持ち時間で勝負を挑み、ベテラン真打が間に入って盛り上げてくれます。

平日18時にも注目!

8日金曜、立川流の異能・こしら師匠と、上方落語の桂春蝶が激突!
12日火曜、春風亭百栄師匠と瀧川鯉八さんという、お笑いファンにもたまらない競演が実現します。