「思い出噺」五月病も吹き飛ぶエピソード満載

　落語一席の前に、噺にまつわる思い出を少しお喋りしてしてもらう趣向の「思い出噺」の会。稽古をつけてもらったエピソード、噺の難しさ、自分のものにしていく過程での思い出などなど、初心者でも落語ファンでも落語を余すところなく楽しめる企画です。
和泉師匠、談吉さん、わさび師匠と、新作にしても古典にしても、それぞれ唯一無二の世界を築き上げている三人の後を受けて、想像力お化け・遊雀師匠がきっちり締めてくれる、今月のラストにふさわしい公演をご用意しました。春から新生活がはじまったみなさん、五月病になりそうになったら、頭を空っぽにして落語を聞きに来てみて下さい。

▽弁財亭和泉　べんざいてい　いずみ　落語協会
2005年8月入門、現在18年目、2021年3月に真打昇進。28歳で突如会社を辞めて落語家になった元OL。よくいくスーパーは、SEIYUやLIFE。人々の生活の些細な出来事をよく観察して自身の演目に反映している。「ガラスの仮面」のラストを心待ちにしている。

▽立川談吉　たてかわ　だんきち　落語立川流
26歳で入門、芸歴15年目、2011年6月二つ目昇進。ラーメンが大好きで、冒険するよりは行きつけのお店に行くタイプ。落語の前はミネラルウォーターの「温泉水99」を飲む。北海道物産展で試食したベーコンが美味しすぎて、早速に購入した。

▽柳家わさび　やなぎや　わさび　落語協会
23歳で入門、芸歴20年目、2008年二つ目昇進。2019年9月に真打昇進。痩せ形で現在の体重は52kg。毎早起きしなければいけない日に限って、深夜2時ごろに目が覚めてしまう。先日庵野秀明監督の言葉に強く共感した。

▽三遊亭遊雀　さんゆうてい　ゆうじゃく　落語芸術協会
23歳で入門、芸歴35年目、2001年9月真打昇進。酒豪。飛行機と鉄道が大好き。お肌の保湿を第一に考えキュレルを使用する。乗り物が大好きで、バスにも積極的に乗る。最近セブンイレブンの揚げたてカレーパンにはまっている。