「渋谷らくご」いまの吉笑：吉笑トリ公演

　真打トライアルという形で、いままさに真打に挑戦中の吉笑さんがトリの貴重な公演です。前には、朝枝さん、歌彦さんと、若手とは思えない肝の据わった両名とともに、落語界の（あるいは人生の）粋も甘いも嚙み分けた芸歴50年超え、ブラック師匠が登場です。大ベテランの高座を受けて、いまの吉笑さんが、どんな噺を聞かせてくれるのか、見逃せません！

▽春風亭朝枝　しゅんぷうてい　ちょうし　落語協会
2015年2月入門、現在8年目、2020年2月二つ目昇進。黒い柔らかそうな素材のシャツを好んで着る。渋谷らくごの帰りにサウナに寄ったりする。フリートークに苦手意識がある。たくさんお酒を飲むらしい。

▽快楽亭ブラック　かいらくてい　ぶらっく　フリー
16歳で立川談志に入門、芸歴54年目。90年、国立演芸場花形演芸会金賞、2000年、「快楽亭ブラック毒演会」が文化庁の芸術祭賞優秀賞を受賞する。2005年、落語立川流を自主退会。歌舞伎から日本映画まで深い知識がある。

▽三遊亭歌彦　さんゆうてい　うたひこ　落語協会
2017年3月23歳で入門、現在芸歴7年目、2021年3月二つ目昇進。先日学生の頃から通っていた京都のもつつけ麺屋さんにいってテンションがあがった。新幹線車内の到着ベルが変わったことにショックをうけた。

▽立川吉笑　たてかわ　きっしょう　落語立川流
26歳で入門、現在芸歴13年目、2012年4月二つ目昇進。「渋谷らくご大賞2021」＆「創作大賞 2021」初のW受賞者。「2022年NHK新人落語大賞」受賞。「真打トライアル」を始動している。2015年に執筆した「現在落語論」の第二弾を書きたいと思っている。