「渋谷らくご」クセになるメンバー！危険な香り

文菊師匠の進化が止まりません！　高座までの歩き方も、本気なのかふざけているのかわからないマクラも、お客さんを見たこと聞いたことのない世界へ連れて行ってくれます。目が覚めるような大きな声と、ささやくような妖しい声音を使い分け、聞かずにはいられなくなる麻薬的文菊落語。次はなにを言うのか、ぐっと惹きつけられる高座の連続です。まだ聞いたことがない人は絶対必聴です。
淡々とことばを流し込んでくる談洲さんは二つ目のなかでも際立った存在感、お客さんをリラックスさせつつ緻密な落語を繰り広げる文蔵師匠と危険な魅力溢れる公演です、さらに漫才の東京ペールワンの畳みかける「比喩」の連続はクセになります。
一度知ったら忘れられない味ばかりの面々。沼にはまる危険な香り。忘れられない夏の１日になりますよ。

▽立川談洲　たてかわ　だんす　落語立川流
2017年1月入門、現在6年目、2019年12月二つ目昇進。ヒップホップ基本技能指導資格を取得している。飲み会で打ち解けられるが飲みすぎて打ち解けた記憶を無くしてしまう。先日病院で検査をしてもらうが、なにも異常がなかった。少し気恥ずかしくなってしまった。

▽橘家文蔵　たちばなや　ぶんぞう　落語協会
24歳で入門、芸歴37年目、2001年真打昇進。ツイッターで、朝ご飯や酒の肴など、日々の料理をつぶやいている。先日は、「コンソメベースの塩パスタ」を作った、あさりと鶏肉がアクセントになっている。お昼寝をすると夜の飲み会も楽しく過ごせる。

▽東京ペールワン　とうきょうぺーるわん
2001年8月コンビ結成。ユンボ安藤さんは、オークションで欲しいものがあったとしても眠気に勝てずすぐに寝てしまう。エール橋本さんは、姫路おでんや、かつめしなど地方に行くたびに名物を食べるのを楽しみにしている。

▽古今亭文菊　ここんてい　ぶんぎく　落語協会
23歳で入門、芸歴22年目、2012年9月真打昇進。私服がおしゃれで、楽屋に入るとまず手を洗う。前座さんからスタッフにまで頭を下げて挨拶をする。まつげが長い。最近ダイエットに挑戦中。大学では漕艇部に所属、熱中していた。細身のジーンズを履きがち。