「ふたりらくご」

文:とも朕 Twitter：@sowaka2020　（ともちん。シンガポール育ち、帰国子女。映画、海外ドラマ、落語、読書が大好き！映画などの感想レビューもツイートしてます。）

春風亭一花-三枚起請
三遊亭青森-松曳き

キター！今日は注目の二つ目さん、おふたりの回。
老舗和菓子屋の水ようかんのように、さらっと爽やかな江戸っ子風・一花さん。続いて、真夏に食べる鍋焼きうどんのように激アツ・青森さん。デザートの順番が逆ですって⁉︎美味しければ、どちらでも良いのです！

春風亭一花さん「三枚起請」

今日の配信視聴者は90人越えでビックリ！という一花さん。「これはモリさん（青森さんのこと）がキてる証拠かも！」と。
ちなみに、一花さんにとって青森さんは、落語界で初めて出来たお友達だそう。二人会など一緒に開催している仲良しさんです。お互い人気上昇中なのは良いことですね。
さて、今日は台風が迫り来る今宵にぴったり、恋とヤキモチのお噺「三枚起請」。花魁から（年季が明けたら夫婦になることを約束する）起請文を貰って喜ぶイノさん。しかし、その起請文は複数の男性にバラまかれていたことが判明し、ドタバタの修羅場に。。
ヤキモチを焼く男達の会話がメインですが、その男性だけの展開を見事に演じるサッパリ中性的なところも一花さんの魅力。
花魁・喜瀬川の頭の良い（ずる賢い？）イイオンナっぷりも素敵。「こっちは騙すのが商売さ！」と開き直った時の、キッとした表情もハンサムでした！

三遊亭青森さん「松曳き」

本日のプレビュー「二つ目随一の人気と実力を兼ねた組み合わせ」や、「モリさん、キてるかも！」という一花さんの発言に照れる青森さん。「カラよいしょしやがってぇ！」と怒るふり？したり、一花さんをディスりながら実は褒めてる青森さん（←本当は一花さんに会えて嬉しい）。これは、友情ですね。
さて、今日は古典落語「松曳き」。別名「主従の粗忽」というお噺だそうですが、頼りない主人の殿様と、本来しっかり者であるべきナンバー2の三太夫とのオトボケ合戦です。青森さんが真剣にトボケる熱い（暑苦しい？）演技が可笑しくて、観てる方も汗だくになってしまいました。
青森さんの中毒性、ハンパないです。暑い日こそ熱いもので「ととのう」サウナーみたいな気分（サウナーズハイになってしまいそう）。
そういえば、去年の終戦記念日に「愛と平和！愛と平和！」と叫ぶ青森さんを強烈に覚えています。ということは、私は去年夏もこの時期に青森さんを観ていたようですね。。既に中毒になってる証拠？