「渋谷らくご」さん花トリ公演：おもしろスナイパーたち

　日常のあらゆる出来事に網を張り、観察し、それを芸に落とし込む達人たちの競演です。やさしい顔して今日も狙い続けている、おもしろスナイパーたち。
　トリは、さん花師匠。観察眼とそれを落語に活かすセンスは、若手真打の中でもピカいち。それらを新作にも活かす二つ目伸べえさん、持って生まれた審美眼と天衣無縫な人柄で魅了する小痴楽師匠、楽屋でのちょっとしたおしゃべりにもその眼力がにじみでる圓太郎師匠が前方をつとめます。

▽桂伸べえ　かつら　しんべえ　落語芸術協会
23歳で入門、2017年6月二つ目昇進。「2022年渋谷らくご創作大賞」受賞。落語を覚えながら寝る。いま紫蘇のタネを撒いて育てている。毎日経過をXにポストしているが、全く発芽する気配がない。たこ焼きパーティー＝「タコパ」を一度やってみたい。

▽柳亭小痴楽　りゅうてい　こちらく　落語芸術協会
16歳で入門、芸歴18年目、2009年11月二つ目昇進。2019年9月に真打昇進。本が好き、本のお供には煙草「HOPE」。眠れない日は頭をリフレッシュさせるためにお風呂に入ってみる。実家のお母さんのお誕生日プレゼントに、茅乃舎の出汁をプレゼントした。

▽橘家圓太郎　たちばなや　えんたろう　落語協会
19歳で入門、芸歴42年目、1997年3月真打昇進。怒りん坊なキャラクターで、オヤジの小言マシーンぶりは渋谷らくごでも爆笑を生んでいる。タイガースファンなので、虎グッズを身の回りに集めて優勝の瞬間を見守った。

▽柳家さん花　やなぎや　さんか　落語協会
1979年8月1日、千葉県出身。2006年9月入門、2021年9月真打昇進。身長が180cmを超えている。辛いことがあった時はドリンクバーで流し込む。100歳まで生きる予定。牛乳を飲むとお腹を壊してしまう。