「渋谷らくご」 大注目の若手、競演！

「若い落語家に「えー昔の吉原というと…」なんて言われてもな」と若手の落語家に厳しい人が、たまにいますね。おじさんに多いです。「落語」は昔の話を教えてもらうもの、と思っていると、そういう感想がでてくるのかもしれません。でも「落語」ってそうじゃないんです！　物知りおじいさんのお話を聞くのが落語ではなく、どの時代のどんな人物も召喚できるのが落語。SFとして楽しめばいいのです。
この会の出演者は、最年長の志ら乃師匠でも49歳、最年少の朝枝さんは37歳。若手の落語家たちが、自分自身も知らない時代の話をして令和のお客さんがそれを聞いて笑う。この不思議な落語の魅力を堪能してください。実力ある若手が揃った公演です。

▽立川志ら乃　たてかわ　しらの　落語立川流
24歳で入門、芸歴25年目、2012年12月真打昇進。スーパーマーケットが大好き。レンジで温めるゆたんぽ使っている。おじゃる丸とポムポムプリンのコラボショップに行ってテンションがあがった。最近は買ってずっと放置していた「雷電Ⅲ」をプレーしている。

▽立川吉笑　たてかわ　きっしょう　落語立川流
26歳で入門、現在芸歴13年目、2012年4月二つ目昇進。2023年度「公推協杯　全国若手落語家選手権」で大賞を受賞した。銀座博品館での真打トライアルを経て、真打昇進の認定を受ける、2025年春真打昇進。いま前厄で、前厄を実感し続けている。

▽春風亭朝枝　しゅんぷうてい　ちょうし　落語協会
2015年2月入門、現在8年目、2020年2月二つ目昇進。黒い柔らかそうな素材のシャツを好んで着る。渋谷らくごの帰りにサウナに寄ったりする。たまたまラジオで流れてきた落語にはまって、近所の図書館に行って落語のCDを借りまくった。たくさんお酒を飲むらしい。

▽柳家さん花　やなぎや　さんか　落語協会
1979年8月1日、千葉県出身。2006年9月入門、2021年9月真打昇進。身長が180cmを超えている。辛いことがあった時はドリンクバーで流し込む。お子さんに「パパはどこ？」と聞いたところ、アンパンマンのキャラクターのホラーマンを指差したらしい。