「渋谷らくご」爆笑落語会

　はじめて落語を聞く人には、今月はこちらの会が特におすすめ。落語とお笑いのどこが違うかと考えると、落語には笑いだけではない悲喜こもごもが込められていること、と言えるかもしれません。笑うような場面ではないのについ吹き出してしまったり、悲しいのになぜか笑えてくることはありませんか？　ただおかしくて笑うだけじゃない、言葉にできない感情をみんなで共有する落語のおもしろみ。キャリアに違いはあれど、そんな落語のおもしろみを追求し続けている4人の登場です。圓太郎師匠、いま最強です。

▽立川らく兵　たてかわ　らくへい　落語立川流
29歳で入門、芸歴17年目、2012年4月二つ目昇進。先日真打トライアルの末、真打昇進が決定した。いまだに逆回りの山手線に乗ってしまう。会話の途中で「うん、うん」と相槌を入れられるのが苦手。先日超大盛りパスタの店に入ってしまい、食べ切るのに苦労した。

▽橘家文蔵　たちばなや　ぶんぞう　落語協会
24歳で入門、芸歴37年目、2001年真打昇進。ツイッターで、朝ご飯や酒の肴など、日々の料理をつぶやいている。先日は「豚オイスターソース焼き丼」をつくった、ニンニクと生姜と山椒で味付けをする。お酒を飲んだ後はマルハニチロのメロンゼリーを食べる。

▽三遊亭花金　さんゆうてい　はなきん　落語芸術協会
25歳で入門、2020年3月二つ目昇進。歴史が好き。浅草の旅館の物置で居候しながら修行していた。小さい頃食塩を舐め過ぎて卒倒したことがある。Youtubeでトークを配信している。新幹線に乗る時、ゆっくりとお弁当を食べて到着直前で食べ終わるよう計算をする。

▽橘家圓太郎　たちばなや　えんたろう　落語協会
19歳で入門、芸歴42年目、1997年3月真打昇進。爆笑落語から人情噺までネタ数豊富、トライアスロン経験者でもあり体力もありあまっている。犬を飼っているので、早朝から散歩に行っている。最近は、姿勢を正しておすわりをするようにしつけた。