「渋谷らくご」冬の扇辰

落語を聴く楽しみのひとつに、季節感があります。古典落語の中には、特定の季節にしか演じられない噺もあり、春夏秋冬、それぞれの季節に相応しい噺を選んで演じるのも、噺家の腕の見せどころ。凛とした佇まいから、時には香りまで感じさせるほどのトリップ感を味合わせてくれる扇辰師匠が、どんな落語の世界に連れて行ってくれるのか。還暦の年男、扇辰師匠が聴けるだけでもありがてえ！
落語マスター寸志さん、滋味で美味・小助六師匠、落語界の妖精・百栄師匠が登場、彩り豊かな落語会です。

▽立川寸志　たてかわ　すんし　落語立川流
44歳で入門、芸歴12年目、2015年二つ目昇進。編集マンをやめて、落語家になったので落語会のチラシ制作などが得意。新年早々お弁当をつくって、公園のベンチで食べて過ごす。集中する時はカラオケボックスで本を読む。

▽雷門小助六　かみなりもん　こすけろく　落語芸術協会
17歳で入門、芸歴23年目、2013年5月真打昇進。猫を飼って、可愛がっている。インスタグラムをやっているが、ほとんどの写真が猫である。スーツを着て楽屋入りされる。旅先に行ったら、現地のものを食べる主義。先日は京都で天下一品を食べた。

▽春風亭百栄　しゅんぷうてい　ももえ　落語協会
年を取らない妖精のような存在。さくらももこ先生とおなじ静岡県清水市（現・静岡市）出身、2008年9月真打昇進。
落語協会の野球チームでは、名ピッチャー。アメリカで寿司職人のバイトをしていた。日常生活の様子はわからないが、猫好き。

▽入船亭扇辰　いりふねてい　せんたつ　落語協会
25歳で入船亭扇橋師匠に入門、現在入門34年目、2002年3月真打昇進。iPadを使いこなし、気になったものはすべて写真におさめている、楽屋ではくわえタバコで写りがち。空気が澄んだところで吸うタバコが好き。先日新幹線車内のモバイルオーダーに挑戦してみた。