「渋谷らくご」つる子トリ公演：つる子パワー！！

　今年の３月に抜擢での真打昇進が決まっている、林家つる子さんのトリ公演。真打昇進が決定してからも、各地で大忙しのつる子さん。そんな忙しいなかでも、創作に挑んだり、女性視点で古典落語を練り直したり、常人ならざる研鑽ぶり。つる子さんの最大の魅力は、表現することへのエネルギー、その溢れるパワーかもしれません。真打を目前にしたつる子さんの高座を見られる貴重な機会です。
新しい笑いの視点が楽しく、落語の解釈にも唸らされる笑二さん、清々しく力強い講談のいちかさん、渋谷らくごの心臓・馬石師匠登場。羽ばたく鶴、鶴舞う姿を見届ける公演です。

▽立川笑二　たてかわ　しょうじ　落語立川流
20歳で入門、芸歴12年目、2014年6月に二つ目昇進。2019年と2020年の「渋谷らくご大賞　おもしろい二つ目賞」受賞。沖縄県出身。落語の稽古は近所の公園でおこなう。ネタを考える時は、手書きで紙に設定を書いてみる。

▽田辺いちか　たなべ　いちか　講談協会
2014年に入門、芸歴9年目、2019年3月に二つ目昇進。2022年渋谷らくご大賞受賞。趣のある路地裏を見つけると写真を撮ってしまう。新幹線に乗って景色を眺めている時富士山が綺麗だと写真を撮ってしまう。新幹線に鏡餅を持ち込み、富士山越しの写真を撮る。

▽隅田川馬石　すみだがわ　ばせき　落語協会
24歳で入門、芸歴30年目、2007年3月真打昇進。フルマラソンのベストタイムは、4時間を切るほどの速さ。20歳の頃からお風呂上がりに体操をするのが習慣になっている、夜中どんなに酔っ払っても体操は欠かさない。自転車移動を好む。落語を終えるとすぐに帰る。

▽林家つる子　はやしや　つるこ　落語協会
2010年9月に入門、2015年11月二つ目昇進。2016年にはミスiD2016の特別賞を受賞する。今年3月21日に真打昇進。氣志團を聴いてテンションをあげる。思い出の牛乳は「榛名牛乳」。PRODUCE 101 JAPANの「LEAP HIGH!」を聞いて泣いてしまった。