「渋谷らくご」鯉八トリ公演：落語アラカルト

　その落語を聞けば、創作らくご（新作落語とも言う）が新たな時代に入っていることが一発でわかる、渋谷らくごのシンボル鯉八師匠がトリの公演。そこに芸歴50年を超える大ベテラン・ブラック師匠と、性別との折り合いの付け方が見事なふたりの女性落語家、一花さん、こみち師匠が参戦する、落語アラカルト。シブラク登場3回目、明るく楽しいこみち落語も楽しみ！絶対楽しいぞ！

▽春風亭一花　しゅんぷうてい　いちはな　落語協会
26歳で入門、芸歴12年目、2018年3月に二つ目昇進。落語家になる前、父親から勘当される。インスタグラムに「江戸のおかず」をアップしていたが、すでに更新をやめて削除した。この夏は「劇団ナイロン100℃」のTシャツを着ている。

▽快楽亭ブラック　かいらくてい　ぶらっく　フリー
16歳で立川談志に入門、芸歴54年目。90年、国立演芸場花形演芸会金賞、2000年、「快楽亭ブラック毒演会」が文化庁の芸術祭賞優秀賞を受賞する。2005年、落語立川流を自主退会。歌舞伎から日本映画まで深い知識がある。

▽柳亭こみち　りゅうてい　こみち　落語協会
28歳で入門、芸歴22年目、2017年真打昇進。カリフォルニア大学に留学した経験がある。朝ごはんがバイキングだと、ものすごくたくさん食べてしまう。時間がない時はコンビニの前でウィンダーインゼリーを飲む。

▽瀧川鯉八　たきがわ　こいはち　落語芸術協会
2006年24歳で瀧川鯉昇師匠に入門、2020年5月真打昇進。落語が収録されたLPレコードを発売中。仲間におめでたいことがあったときは積極的に告知する。10月31日に落語協会と落語芸術協会の垣根を超えた画期的な興行を開催することになった。