渋谷らくごプレビュー&レビュー
2018年 10月12日(金)~16日(火)
開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。
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プレビュー
◎ニコニコ公式生放送「WOWOWぷらすと」中継あり(http://www.wowow.co.jp/plast/)
とんでもない会が実現しました。東京、大阪の実力者が大激突!
上方落語のベテラン、笑福亭福笑師匠が登場。「次の元号の爆笑王」林家きく麿師匠がトリで迎え撃つ!
これは戦いではなく、落語の多様性や懐の深さを楽しむ落語会ですので安心してお越しください。
▽立川吉笑 たてかわ きっしょう
26歳で入門、現在入門8年目、2012年4月二つ目昇進。もともと酒豪であったが、禁酒をしているため炭酸水を飲んでいる。深夜に10kmほどジョギングをして、汗だくになっている。この秋から文化放送にて「SHIBA-HAMAラジオ」の水曜パーソナリティー。
▽桂春蝶 かつら しゅんちょう
19歳で入門、芸歴25年目、2009年8月、父の名「春蝶」を襲名する。女優の吉岡里帆さんが東京進出する前に、春蝶師匠は落語を教えていた。猫と暮らしていて、時間がある日は猫と一緒に映画を観る。常に世間をお騒がせする落語家。
▽笑福亭福笑 しょうふくてい ふくしょう
19歳で6代目笑福亭松鶴師匠に入門、芸歴50年目。高校を中退し、落語家になることを決意して入門する。前回の渋谷らくごにご出演いただいたときは、交差点の家系ラーメンでお腹を満たされて楽屋入りされた。
▽林家きく麿 はやしや きくまろ
24歳で入門、芸歴22年目。2010年9月真打ち昇進。観光地などにおいてある顔ハメ看板には、必ず顔を入れる。褒められたツイートを積極的にリツイートする。この秋、山形駅の牛丼に感動していた。旅行先には3枚1000円のパンツをもっていくらしい。
レビュー
立川吉笑(たてかわ きっしょう)「くじ悲喜」
桂春蝶(かつら しゅんちょう)「短命」
笑福亭福笑(しょうふくてい ふくしょう)「憧れの甲子園」
林家きく麿(はやしや きくまろ)「だし昆布」
10月は神無月という出雲以外は神さまが不在という暦の話は有名ですが、この日の渋谷らくごは、爆笑の神さま、創作らくごの神さまに恵まれたかのような、素晴らしく楽しい回でした。
立川吉笑さん「くじ悲喜」
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立川吉笑さん
この日の「くじ悲喜」は擬人法を使用しているくじの会話が可笑しかったです。自分にはどんな価値があるのかを知りたいというアイデンティティへの探求心、それを、一緒にいるくじ仲間と井戸端会議をして他者と自分の違いを意識していく過程は人間の思春期から大人になるまでの過程のようです。そんな人間社会の縮図のようなやり取りで、くじ達の話に共感とおかしさを感じました。「蜘蛛の糸」でお釈迦様が地獄の亡者たちを天界から覗いているさまを、思い出す落語です。
桂春蝶師匠「短命」
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桂春蝶師匠
後半の奥様の「ごはん芸」は、特に曲芸のようで・・・・・(笑)
この二人の女性の演じ分けは、春蝶師匠のならでは。今回も抱腹絶倒でした。
笑福亭福笑師匠「憧れの甲子園」
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笑福亭福笑師匠
林家きく麿師匠「だし昆布」
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林家きく麿師匠
今回も楽しい落語会を、ありがとうございました。来月はトークゲストに落語心中の原作者雲田はるこ先生がいらっしゃるなどの特別企画の予定だそうで、今から楽しみです。
【この日のお客様の感想】
「渋谷らくご」10/12 公演 感想まとめ
写真:渋谷らくごスタッフ
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