「渋谷らくご」銀の会　龍玉（りゅうぎょく）

　いぶし銀、などという言葉を目にすると、渋い、玄人好みのものなのかなと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。映画にしても、シネコンで上映されているものと、単館上映されているもので、出来や優劣の差はありませんよね。
　ここユーロスペースは単館上映の草分け、良いものは良いというのを発信し続ける場所です。そしてそこで繰り広げられる落語も、良いものは良いのです。シネコン的な金ではなく、目にも耳にもやさしい「銀」の会。今日は龍玉師匠のトリ公演です。

▽柳家小せん　やなぎや　こせん
22歳で入門、芸歴24年目、2010年9月真打ち昇進。橘家文蔵師匠と入船亭扇辰師匠と音楽ユニット「三K辰文舎」としても活動中。YouTubeでは曲の弾き語りを公開している。概要欄に書いてある小せん師匠の一言コメントがほっとする。

▽雷門小助六　かみなりもん　こすけろく
17歳で入門、芸歴21年目、2013年5月真打ち昇進。インスタグラムをやっているが、ほとんどの写真が猫。先日WOWOWにて放送中の「ねこが笑えば」にて小助六師匠の猫が取り上げられる。火鉢や文机が置いてある書斎でくつろぐ猫が評判だった。

▽柳亭小痴楽　りゅうてい　こちらく
16歳で入門、芸歴15年目、2009年11月二つ目昇進。2019年9月に真打昇進。本が好き、本のお供には HOPE。楽屋に小助六師匠がいると甘える。小助六師匠の書斎においてある火鉢をなんとか手に入れようと画策している。

▽蜃気楼龍玉　しんきろう　りゅうぎょく
24歳で入門、芸歴22年目、2010年9月真打ち昇進。身長が181cmと背が高い。ツイッターではプライベートの様子をツイートすることがなく、いまどのように過ごしているか知ることができない。ものを食べずにひたすら呑むとの噂。