「渋谷らくご」バラエティ演芸会 鯉栄

　2時間で4名の出演者が30分ずつ。コース料理というよりはディッシュのような「渋谷らくご」で、まずはいろいろな味を堪能したいという方にもオススメなのがこの公演。
　本格古典の市童さん、擬古典創作の吉笑さん、創作も古典も「百栄節」がとにかくクセになるクセ者 百栄師匠。トリは、講談 神田鯉栄先生です。演芸の魅力と多様性が凝縮された最高の番組です。どうぞ日曜の夕方、パワーをもらって週明けに備えていただきたいです。学生にも、働き盛りの方にも、オススメです。

▽柳亭市童　りゅうてい　いちどう
18歳で入門、芸歴11年目、2015年5月二つ目昇進。最近、公式ウェブサイトができた。ダイエットをしようと、ランニング用品を買い揃えたが、初日に膝を痛めてしまった。先日写真家の森山大道さんの写真展に行ってきた、不思議と心に残っている。

▽立川吉笑　たてかわ　きっしょう
26歳で入門、現在芸歴10年目、2012年4月二つ目昇進。もともとは酒豪だったが、酒断ちをしていまは炭酸水で過ごす。最近は徐々にAdobe Premiere Proを使いこなしてきている。深夜に作業動画をライブ配信したりしている。

▽春風亭百栄　しゅんぷうてい　ももえ
年を取らない妖精のような存在。さくらももことおなじ静岡県清水市（現・静岡市）出身、2008年9月真打ち昇進。
落語協会の野球チームでは、名ピッチャー。アメリカで寿司職人のバイトをしていた。日常生活の様子はわからないが、猫好き。

▽神田鯉栄　かんだ　りえい
平成13年入門、芸歴19年目、2016年5月真打ち昇進。講談師になる前までは、旅行会社の添乗員をやっていた。幼少時代は野菜嫌いだったが、お母様考案のオリジナル料理「ロールオンライス」を食べたことで野菜が食べられるようになった。