「渋谷らくご」古典、再発見！

　昔から伝わるものは、どこかに普遍的な要素を持っています。しかしすべてをそのままにやると、現在味わえない部分もでてくるかもしれない。
　2020年に古典を味わうなら、こういう形が良いのではないかと常に格闘している方々が集まる金曜20時。
　トリは、落語立川流の二つ目 笑二さん。2019年の渋谷らくご大賞受賞者です。ブラック師匠、文蔵師匠と滅多にない組み合わせに、フレッシュな好二郎さんの高座と、見所盛りだくさんです。

▽三遊亭好二郎　さんゆうてい　こうじろう
2016年25歳で三遊亭兼好師匠に入門、2020年2月二つ目昇進。竹下製菓のブラックモンブランというアイスがソウルフード。ブラックモンブランについてのツイートを定期的にしている。マスクは黒い色を選びがち。

▽快楽亭ブラック　かいらくてい　ぶらっく
16歳で立川談志に入門、芸歴52年目。90年、国立演芸場花形演芸会金賞、2000年、「快楽亭ブラック毒演会」が文化庁の芸術祭賞優秀賞を受賞する。2005年、落語立川流を自主退会。歌舞伎から日本映画まで深い知識がある。

▽橘家文蔵　たちばなや　ぶんぞう
24歳で入門、芸歴34年目、2001年真打昇進。この時期は自転車に乗って寄席に行く。ツイッターで、朝ご飯や酒の肴など、日々の料理をつぶやいている。最近つくった料理は「玉葱ニンニク生姜と香辛料で作ったカレー」、隠し味は生クリーム。

▽立川笑二　たてかわ　しょうじ
20歳で入門、芸歴10年目、2014年6月に二つ目昇進。沖縄出身の落語家。緊急事態宣言中は家の掃除をして、本を本棚にしっかりと収めた。ダイエットが成功した。先日、禁煙を開始したがずっと眠いので、コーヒーを常に飲んでいる。