渋谷らくご

渋谷らくごプレビュー&レビュー

2024年 3月8日(金)~12日(火)

開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。

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3月8日(金)20:00~22:00 柳家小ふね 春風亭朝枝 春風亭昇々 立川吉笑(三題噺)

「吉笑三題噺2024」day1 ★配信

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プレビュー

*配信でもご覧いただける公演です。
   *お題は開演前に決定します。

渋谷らくごでは、2021年にはじめて吉笑さんの三題噺の会を1日だけ開催しました。その後、2022年、2023年と「吉笑三題噺」として連日三題噺の会を行い、真打昇進も決め、今日、満を持して「吉笑三題噺2024」を開幕します。
三つのお題をもとに、即興で噺をこしらえる「三題噺」。江戸時代、寄席興行がはじまった当初から行われて人気となり、「芝浜」や「鰍沢」も元は三題噺としてできあがった落語と言われています。この公演では、開演前にご来場のお客さまにお題となる言葉を投票していただき、吉笑師匠が舞台上で、お題の入った抽選箱から3つをひきます。他の演者が落語をやっている90分の間に、楽屋で一席の落語を創作するという試み。なんでこんな大変なことやるの?!と言いたくなるような、正直、割に合わない挑戦……。しかし、三題噺だけが持つライブ演芸の爆発力を一度味わってしまうと、演者もお客さんもやめられない。まだ見ぬ世界を見るために、みなさんお集まりください!
前方にも、挑戦的な会に相応しい、魅力的な演者がそろいました。奇才の予感漂う楽しみな二つ目・小ふねさん、古典落語の面白さを引き出す実力派二つ目・朝枝さん、昇々師匠がどのようにトリの吉笑師匠につなげてくれるかも楽しみです。

▽柳家小ふね やなぎや こふね 落語協会
24歳で入門、芸歴6年目、2022年5月二つ目昇進。渋谷らくご優秀賞2023受賞。私服は黒を選びがち。天下取りの相といわれる「ますかけ線」という手相を持つ。寝坊して集合時間に間に合わないことがわかったら、現実逃避で二度寝をする。

▽春風亭朝枝 しゅんぷうてい ちょうし 落語協会
2015年2月入門、現在8年目、2020年2月二つ目昇進。黒い柔らかそうな素材のシャツを好んで着る。渋谷らくごの帰りにサウナに寄ったりする。たまたまラジオで流れてきた落語にはまって、近所の図書館に行って落語のCDを借りまくった。たくさんお酒を飲むらしい。

▽春風亭昇々 しゅんぷうてい しょうしょう 落語芸術協会
1984年11月26日、千葉県松戸市出身。2007年に入門、2021年5月真打昇進。郊外に移住しているので、自然に囲まれて過ごして野菜を育てている。美味しそうなお煎餅を探すのが好き。湯船に浸かりながら文庫本を読むので、本の隅が濡れてしまう。

▽立川吉笑 たてかわ きっしょう 落語立川流
26歳で入門、現在芸歴13年目、2012年4月二つ目昇進。2023年度「公推協杯 全国若手落語家選手権」で大賞を受賞した。銀座博品館での真打トライアルを経て、真打昇進の認定を受ける、2025年春真打昇進。先日のお昼ご飯に、うどんを2杯食べた。