「渋谷らくご」真打：だれのどの噺

「映画って見たことある？」とは言いませんが、「落語って聞いたことある？」はときどき耳にする気がします。「落語」と一言にいっても、どの噺なのか、誰が演じたのかによって、全然違います。映画と同じです。「文蔵師匠の「手紙無筆」って聞いたことある？」という会話が普通になるといいなと思いながら、渋谷らくごを続けています。あなたの「落語」の解像度を上げていってください。こわかわいい文蔵師匠のトリ公演、さあどんな「落語」が聴けるのか？

▽柳家小八　やなぎや　こはち　落語協会
25歳で柳家喜多八に入門、芸歴20年目、2017年3月真打昇進。誰かに喫煙しているところを見られるととっさにアイコスを隠しがち。最近、空気の乾燥が気になる。派手は靴下を選びがち。

▽柳家わさび　やなぎや　わさび　落語協会
23歳で入門、芸歴20年目、2008年二つ目昇進。2019年9月に真打昇進。痩せ形で現在の体重は52kg。ChatGPTに新作落語の台本を読んでもらいダメ出しをもらっている。深夜2時頃に目が覚めてしまう。

▽林家しん平　はやしや しんぺい　落語協会
1974年11月入門、1990年3月真打昇進。特撮やプロレスが大好き。特撮シリーズ「深海獣レイゴー」「深海獣雷牙」や「落語物語」など映画監督をつとめている、最新作は「二つ目物語」。特撮を撮影した帰り道は、ラーメンを食べて癒される。

▽橘家文蔵　たちばなや　ぶんぞう　落語協会
24歳で入門、芸歴37年目、2001年真打昇進。ツイッターで、朝ご飯や酒の肴など、日々の料理をつぶやいている。先日は「ハッシュドビーフ」をつくった、牛のバラ肉ときのことトマトピューレで味付けをする、ちくわぶを入れる。疲れた日は朝からにんにくを食べてみる。