「渋谷らくご」なにがでるかな落語会

どう数えるかによりますが、落語の演目数は、だいたい500種類くらいと言われています。その中から、ひとりの落語家が覚えるのが、200くらいでしょうか。稽古はしたけれど自分には合わないなどの理由でお蔵入りすることも多く、すぐにできる落語は20～30くらいが普通。これがその日の落語家の武器です。舞台に出てきて、お客様の様子、前の演者のネタ、会場の雰囲気、その日の天気や気温、それらを総合的に判断して、どの落語で勝負するかを選んでいます。そんなネタ選びも落語家の腕の見せどころ。
昇々師匠、わさび師匠は、新作でくるのかまさかの古典か、百戦錬磨のベテラン遊雀師匠がどの落語で自分の世界を作り出すか、トリの扇辰師匠のネタ選びは？！　リハーサル無しの一発勝負をぜひ会場でお楽しみください。

▽春風亭昇々　しゅんぷうてい　しょうしょう　落語芸術協会
1984年11月26日、千葉県松戸市出身。2007年に入門、2021年5月真打昇進。郊外に移住しているので、自然に囲まれて過ごして17種類以上の野菜を育てている。油断をしているとモグラに畑を荒らされてしまう。美味しそうなお煎餅を探すのが好き。

▽柳家わさび　やなぎや　わさび　落語協会
23歳で入門、芸歴20年目、2008年二つ目昇進。2019年9月に真打昇進。痩せ形で現在の体重は52kg。SNSのエゴサーチをやめている。お酒を飲んだらSNSをやらないようにこころがけている。深夜2時頃に目が覚めてしまうことがある。

▽三遊亭遊雀　さんゆうてい　ゆうじゃく　落語芸術協会
23歳で入門、芸歴35年目、2001年9月真打昇進。飛行機と鉄道が大好き。お肌の保湿を第一に考えキュレルを使用する、キュレルがなくなるとすぐさまAmazonで購入する。乗り物が大好きで、バスにも積極的に乗る。暖かくなると、白いTシャツを着がち。

▽入船亭扇辰　いりふねてい　せんたつ　落語協会
25歳で入船亭扇橋師匠に入門、現在入門34年目、2002年3月真打昇進。iPadを使いこなし、気になったものはすべて写真におさめている、楽屋ではくわえタバコで写りがち。先日はじめてヨモギ蒸しを体験してみた、終わったあとはノンアルビールを飲む。