渋谷らくご

渋谷らくごプレビュー&レビュー

2024年 5月10日(金)~14日(火)

開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。

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5月11日(土)17:00~19:00 春風一刀 橘家文蔵 柳家小里ん 三遊亭青森

「渋谷らくご」青森トリ公演:青森トライアウト

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プレビュー

この人の落語、好き!と思う、その理由はなんなのでしょうか。いくら上手でもそれだけってこともあるし、上手いのかどうか分からないけどなんだか気になるってこともありますよね。単に人の好みと言ってしまえばそれまでですが、つまるところ、落語を話しながら演者が自身を表現できるかってことではないでしょうか。そしてそれが聴く自分と合うかどうか。それはオリジナルのギャグを入れるとか、個性的なマクラを話すということだけでなく、話し方、表情、仕草、視線…高座上で醸し出す雰囲気すべてのこと。その人らしさを出してもらわなければ、好きも嫌いも分からない。その点、青森さんは常に青森らしさ全開。青森が好きか嫌いか、ぜひ一度お試しいただきたい。
文蔵師匠、小里ん師匠と、自分を出すも消すも自由自在の実力派の師匠たちの後に、どんな青森落語が聞けるのか。トップバッターは、こちらも近頃個性が際立ってきたと評判の一刀さんです。

▽春風一刀 はるかぜ いっとう 落語協会
25歳で入門、芸歴11年目、2017年11月二つ目昇進。先日映画館でスターウォーズエピソード1を観た、24年前に観た時よりも興奮した。シブラクの帰りは家系ラーメンを食べる。「朝起きてランニングする!」と思ってはいるが、実行できない。

▽橘家文蔵 たちばなや ぶんぞう 落語協会
24歳で入門、芸歴37年目、2001年真打昇進。ツイッターで、朝ご飯や酒の肴など、日々の料理をつぶやいている。先日は鶏手羽元とキノコのカレーな朝」をつくった、前日の夜からカレーを煮込む。お酒の飲みながら録画しているピタゴラスイッチを観る。

▽柳家小里ん やなぎや こりん 落語協会
21歳で入門、芸歴54年目、1983年9月真打昇進。大の映画好き。浅草出身なのでお祭りがとにかく好き。小学生の頃は、晩御飯を食べ終わると浅草六区の映画館に連れて行ってもらっていた。高校時代は体操部に所属していた。

▽三遊亭青森 さんゆうてい あおもり 落語協会
23歳で入門、現在入門10年目、2019年2月二つ目昇進。「2022年渋谷らくご優秀賞 たのしみな二つ目賞」、2023年「渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞」受賞。三本締めという行為が好き。ストリートファイター6に夢中で、EVO JAPAN2024にも参加した、落語界最強を自負している。