「渋谷らくご」龍玉劇場へようこそ　～単館上映落語会～

　令和の爆笑王 きく麿と、令和の閻魔大王 龍玉師匠、同期真打そろい踏みの本公演。
　ライブ感と音色の心地よい語りの小痴楽師匠から見逃せない高座の連続です。二つ目の朝枝さんは古典を手掛ける若手のなかでも頭ひとつ抜けた逸材、ストーリーではなくシーンや会話で爆笑の渦に導くきく麿師匠から、滑稽 人情 怪談 すべてに業深き人間の切なさと愛おしさを語る龍玉師匠と、最高のメンバーが揃った千穐楽です。

▽柳亭小痴楽　りゅうてい　こちらく　落語芸術協会
16歳で入門、芸歴17年目、2009年11月二つ目昇進。2019年9月に真打昇進。本が好き、本のお供には煙草「HOPE」。原稿を書くときはiPadを使う。ケチャップが思い出の味。落語の台本は400字詰の原稿用紙に万年筆で書く。

▽春風亭朝枝　しゅんぷうてい　ちょうし　落語協会
2015年2月入門、現在8年目、2020年2月二つ目昇進。黒い柔らかそうな素材のシャツを好んで着る。落語家になる前は、バンドをやっていたり、板前をやっていたりした。ラジオから流れてきた落語を偶然聞いたことから落語にのめり込むようになる。

▽林家きく麿　はやしや　きくまろ　落語協会
24歳で入門、芸歴25年目。2010年9月真打昇進。観光地などにおいてある顔ハメ看板には、必ず顔を入れる。ぬか床を大事に育てている。先日は、そうめんにトマトときゅうりとツナとパクチーをのせて食べてみた。先日、国会議事堂の中に入ってみた。

▽蜃気楼龍玉　しんきろう　りゅうぎょく　落語協会
24歳で入門、芸歴25年目、2010年9月真打昇進。身長が181cmと背が高い。ツイッターではプライベートの様子をツイートすることがなく、いまどのように過ごしているか知ることができない。ものを食べずにひたすら呑むとの噂。