「渋谷らくご」馬石トリ公演：怪物の饗宴

二つ目がじらさんは、古典も創作も手がける、立川流期待の星、いかにも曲者といった風情でなにを言い出すかわからない魅力があります。同じく、青森さんも古典と創作の二刀流の奇才二つ目。今年も躍進が楽しみな1年になりそうです。
遊雀師匠、馬石師匠は古典落語で己の道を築き上げている真打の師匠がた。落語は古典芸能で難しいもの、と思っている方に、お屠蘇気分でのんびり楽しんでいただきたいです。そんな達人たち。なんの前知識も必要ありません。ひとりでも、だれかと一緒でも、2時間の想像力の脳内旅行をお楽しみください。やさしい怪物たちです。

▽立川がじら　たてかわ　がじら　落語立川流
24歳で入門、芸歴13年目、2016年12月二つ目昇進。渋谷らくご以外のイベントでユーロライブに出演したことがあり、そのときは正座してお辞儀をした姿勢をとらされ、背中にシャンパンタワーを建てられた。年越し蕎麦に、最強どん兵衛を食べた。

▽三遊亭遊雀　さんゆうてい　ゆうじゃく　落語芸術協会
23歳で入門、芸歴37年目、2001年9月真打昇進。鉄道が大好き。お肌の保湿を第一に考えキュレルを使用する、キュレルがなくなるとすぐさまAmazonで購入する。マクドナルドではケチャップ抜きで注文をする。飛行機が好きで、年末年始はドラマ「GOOD LUCK!!」をみた。

▽三遊亭青森　さんゆうてい　あおもり　落語協会
23歳で入門、現在入門11年目、2019年2月二つ目昇進。2023年「渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞」受賞。眠くても、モンスターハンターを明け方までプレイする。年末には「かまいたちの夜」を朝までプレイした。

▽隅田川馬石　すみだがわ　ばせき　落語協会
24歳で入門、芸歴32年目、2007年3月真打昇進。フルマラソンのベストタイムは、4時間を切るほどの速さ。20歳の頃からお風呂上がりに体操をするのが習慣になっている、夜中どんなに酔っ払っても体操は欠かさない。自転車移動を好む。落語を終えるとすぐに帰る。