「渋谷らくご」笑わせてくれる落語会です

「笑う」という言葉の擬態語に、「にこにこ」という言葉があります。
いま世の中にある笑いも勿論素晴らしいけれども、時間をかけてゆっくりと「にこにこ」笑うという経験がなかなかできないように思います。
今回の4人の落語家さんは、土曜のお昼、油断した気持ちで落語を聴きに来た人でも「にこにこ」笑える方々に揃っていただきました。みんなガチンコで戦っているのに、お客さんはひたすら癒されていく。
大人の笑いがここにはあります。

▽笑福亭羽光　しょうふくてい　うこう
34歳で入門、芸歴10年目、2011年5月二つ目昇進。落語芸術協会の二つ目からなる人気ユニット「成金」メンバー。猫を可愛がる。「私小説落語青春編パート2」が渋谷らくごのポッドキャストで配信中、この私小説落語で気持ちが楽になった方がtwitterで続出中。

▽瀧川鯉八　たきがわ　こいはち
24歳で入門、芸歴11年目、2010年二つ目昇進。2015年第一回渋谷らくご大賞受賞。フィンランドの映画監督アキ・カウリスマキが好き。落語芸術協会の二つ目からなる人気ユニット「成金」メンバー。「一度抱いたなら生涯愛し続ける」をモットーにひとつの作品をずっとつくりあげる創作落語家。

▽春風亭百栄　しゅんぷうてい　ももえ
年を取らない妖精のような存在です。静岡県静岡市出身、2008年9月真打ち昇進。
不思議な風貌で、危ないネタをかけつづている。次郎長とさくらももこ先生と昇太師匠とおなじ地元。
アメリカで寿司職人のバイトをしたことがある。

▽隅田川馬石　すみだがわ　ばせき
24歳で入門、芸歴24年目、2007年3月真打昇進。
趣味はマラソン。毎日5キロ走っている。以前、落語協会の野球チームのエースだった。兵庫県西脇市出身。駅伝のさかんな土地。10月31日「馬石・太福二人会」が池袋演芸場で開催される。