「渋谷らくご」　軽妙：志ん八、トリをとる！

　疲れないのにおもしろい。くだらないのに笑っちゃう。悲しくないのに泣いてしまう。
　志ん八さんの落語は、合気道の達人と握手した瞬間に投げ倒されているような、不思議な気持ちよさがあります。　
　飄々と、なにを考えて生きているのかもわからない。そんな人の話を、聴いてみたくはないですか？
　最高の出汁だけを飲むような、きもちよーい落語。たのしい落語。幸せになります。軽妙、志ん八さん、渋谷らくごで初のトリ公演です。気負わず、迷わず。　人生で迷っている人は、この人の生き方を肉眼で確認するように。

▽林家きく麿　　はやしや　きくまろ
24歳で入門、芸歴20年目。2010年9月真打ち昇進。「渋谷らくご」では過去、創作ネタおろしの会に出演。
三遊亭彩大師匠と戯れ合っているエピソードを前回のシブラクの楽屋で披露。ツイッターで突然アップされるきく麿師匠の合成された顔写真に笑ってしまう。

▽玉川太福　たまがわ　だいふく
1979年8月2日、新潟県新潟市出身、2007年3月入門、2012年日本浪曲協会理事に就任。
「わかりやすい浪曲」を目指して日々奮闘中。大学までラグビーを続けていた熱血漢。2015年「渋谷らくご創作らくご大賞」を受賞している。DVDを発売中。売り出し中の若手であるが、毎日事務仕事もこなすスーパーマン。

▽隅田川馬石　すみだがわ　ばせき
24歳で入門、芸歴24年目、2007年3月真打昇進。仕事ができるスーパー前座だった時代に、後輩に厳しくしていたことから「嫌われてるんだろうな」と思っている。が、実際はそうでもない模様。
毎月、落語の自己記録を更新し続けている、４０代にしてすでに名人。毎日5キロを20分未満で走っている。

▽古今亭志ん八　ここんてい　しんぱち
28歳で入門、芸歴14年目、2006年11月二つ目昇進。iPhoneケースはファミコンのコントローラー。渋谷らくごのどがちゃがで、志ん八さんの４コマ掲載中。魚が大好き。今年の秋真打ち昇進決定！