「渋谷らくご」　CD〈シブラク名演集〉発売記念！神田松之丞トリ公演

冠ラジオ番組も好評のうちに終わり、二つ目でありながらCDも発売された神田松之丞さんのトリ公演。その二日目。
真打だらけのこの回で、最後にもっともキャリアの浅い松之丞さんがなにを演じるのか、そこが見どころ。
志ら乃師匠が見事に客席を温めつつ、圓太郎師匠で今日来たことを満足するくらいの一席に出会える、というところまで想像するのですが、この日シブラクでは初競演の奈々福さんからの松之丞さんという展開が読めません！　楽しみです。
浪曲も、講談も、知らない・わからない・はじめてという人でも、大歓迎です。

▽立川志ら乃　たてかわ　しらの
24歳で入門、芸歴20年目、2012年12月真打昇進。スーパーマーケットが好きすぎるため日々考察をおこない、その様子が朝日新聞で取り上げられたりした。成城石井のジンジャーエールがお気に入り最近は、ラバーガールの大水さんや声優の山口勝平さんに落語の稽古をしていたりと、落語の裾野を広げている。

▽橘家圓太郎　たちばなや　えんたろう
19歳で入門、芸歴36年目、1997年3月真打ち昇進。高校までラグビーをやり、現在もトライアスロンをやる熱血男。オヤジの小言マシーンぶりは渋谷らくごでも爆笑を生んでいる。「わたしも圓太郎師匠に叱られたい！」という感想も次々と寄せられる。お布団をご自宅の浴槽でじゃぶじゃぶ洗ったとのことだが、布団カバーを外さずに洗ってしまった。浅田真央ファン。

▽玉川奈々福　たまがわ　ななふく
1995年曲師（三味線）として入門、芸歴22年目。浪曲師としては2001年より活動。2012年日本浪曲協会理事に就任。
「シブラクの唸るおねえさん」。日本全国に熱烈なファンも多く、浪曲の裾野拡大に大いなる野心を注ぐ。のどをとても大切にされている。現在、「語り芸パースペクティブ」という、日本の語り芸を網羅する一大プロジェクト進行中。

▽神田松之丞　かんだ　まつのじょう
24歳で入門、芸歴11年目、2012年5月二つ目昇進。プロレス好き。iPadを使いこなす。7月16日19時からTBSラジオで「神田松之丞問わず語りの松之丞」が特別放送される。570人キャパの会場もすぐにチケットが売り切れてしまう人気ぶり。6月28日には、初のCDとなる『松之丞講談－シブラク名演集－』がソニーミュージック来福レーベルより発売。ただいま会場では、松之丞さんの渋谷らくごオリジナルクリアファイルを発売中。