渋谷らくご

渋谷らくごプレビュー&レビュー

2017年 7月14日(金)~18日(火)

開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。

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7月15日(土)17:00~19:00 瀧川鯉津 立川寸志 林家彦いち 瀧川鯉八

「渋谷らくご」 文芸的落語、映画的落語 瀧川鯉八

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プレビュー

この回の見どころは、トリの鯉八さんの落語がまず第一です。人間のもつコンプレックスや普遍的な感情、まだ名前のついていない行動をすくいとって落語にしている創作らくごしかやらない二つ目は、この日も鯉八以前にはだれもやっていなかった落語を、淡々とぶつけてくれるにちがいない。
第二の見どころは、彦いち師匠という真打が印象を残す高座をつとめる前に、二つ目の鯉津さん、寸志さんがどう存在感を発揮するか。二つ目三人、真打一人という番組は今月の裏テーマですが、見どころの多い番組です。

▽瀧川鯉津 たきがわ こいつ
36歳で入門、芸歴7年目、2014年二つ目昇進。プロレス好き。ホテルのバイキングは沢山食べちゃう系男子。入船亭扇辰師匠と同じ高校出身。岡村靖幸がお好きとのこと。最近は、ルマンドのアイスにハマっている。今日のトリの鯉八さんの弟弟子。渋谷らくごには自ら志願して出演を申し出た熱い男である。落語は誠実、丁寧で聴いていて気持ち良いです、いつもは。

▽立川寸志 たてかわ すんし
44歳で入門、芸歴6年目、2015年二つ目昇進。元編集マンなので、メールの返信が素早く丁寧。ツイッターの告知ひとつとっても、丁寧。最近虫歯が3ヶ所見つかった。渋谷らくごが誕生した2014年11月、楽屋で前座仕事をしていただいた。寸志さんの気配りで、渋谷らくごの楽屋の設備がいまだとても充実している。落語も緻密さと大胆さが共存しており聴きごたえがある。

▽林家彦いち はやしや ひこいち
1969年7月3日、鹿児島県日置郡出身、1989年12月入門、2002年3月真打昇進。
創作らくごの鬼。キャンプや登山を趣味とするアウトドア派な一面を持つ。先月より大型バイクの免許を取るために、教習所に通われはじめた。アクシデントに対しては、徹底して、腹を立てるより面白がる芸人性で、身辺にも数々の面白いことを引き寄せる。

▽瀧川鯉八 たきがわ こいはち
24歳で入門、芸歴11年目、2010年二つ目昇進。2015年第一回渋谷らくご大賞受賞。ツイッターでは、お茶目な写真がたくさん投稿されている。後輩には辛い思いをさせないとのことで、後輩をとにかく守るような優しい先輩でもある。「アウトレイジ」の最新作を楽しみに待っている。先日NHKEテレの「にほんごであそぼ」に出演した。

レビュー

7月15日(土)17時~19時「渋谷らくご」

瀧川鯉津(たきがわ こいつ)-犬の目
立川寸志(たてかわ すんし)-鮫講釈
林家彦いち(はやしや ひこいち)-舞番号
瀧川鯉八(たきがわ こいはち)-冤罪



瀧川鯉津さん

  • 瀧川鯉津さん

    瀧川鯉津さん


立川寸志さん

  • 立川寸志さん

    立川寸志さん


林家彦いち師匠

  • 林家彦いち師匠

    林家彦いち師匠


瀧川鯉八さん

  • 瀧川鯉八さん

    瀧川鯉八さん


【この日のお客様の感想】
「渋谷らくご」7/15 公演 感想まとめ

写真:渋谷らくごスタッフ