渋谷らくご

渋谷らくごプレビュー&レビュー

2021年 6月11日(金)~15日(火)

開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。

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6月13日(日)17:00~19:00 立川寸志 入船亭扇里 春風亭百栄 古今亭文菊

「渋谷らくご」時間を楽しむ

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プレビュー

落語は、演者の語り口を味わう芸です。早口でまくし立てる人もいれば、ゆったりと語る人もいる。どちらも良いです。
 ではいい演者とはなにかというと、聴いていて想像しやすい語り口の人ではないでしょうか。
 想像しやすい言葉、想像しやすい声、想像しやすいスピード。言葉は声は空間に関係し、スピードは時間に関係しますね。
 配信でも楽しめる落語とはなにか。空間は共有できないけれど「時間」は共有できる。リアルタイムから24時間で消える芸。
 押しつけがましくなく、自然と想像する心地よさを届けてくれる落語。このコロナ禍に最適な演者さんが揃いました。

▽立川寸志 たてかわ すんし
44歳で入門、芸歴10年目、2015年二つ目昇進。編集マンをやめて、落語家になった。チラシの構成から、文章まで編集マンの能力を遺憾なく発揮する。スマホの画面を拭きがち。先日、人の顔くらいある巨大などら焼きを食べた。電車が好き。

▽入船亭扇里 いりふねてい せんり
19歳で入門、芸歴25年目、2010年真打ち昇進。食べられない時期は競馬で稼いでいた。熱狂的なベイスターズファン。観戦しているときはツイッターで荒ぶっている。いま大河ドラマの「青天を衝け」をしっかり観ている。

▽春風亭百栄 しゅんぷうてい ももえ
年を取らない妖精のような存在。さくらももことおなじ静岡県清水市(現・静岡市)出身、2008年9月真打ち昇進。
落語協会の野球チームでは、名ピッチャー。アメリカで寿司職人のバイトをしていた。日常生活の様子はわからないが、猫好き。

▽古今亭文菊 ここんてい ぶんぎく
23歳で入門、芸歴19年目、2012年9月真打昇進。私服がおしゃれで、楽屋に入るとまず手を洗う。前座さんからスタッフにまで頭を下げて挨拶をする。まつげが長い。最近ダイエットに挑戦中。大学では漕艇部に所属、熱中していた。