「ふたりらくご」想像のトレーニング

いちかさんの講談、小せん師匠の落語。どちらも非常に想像しやすい、ハッキリと、そしてやさしく耳に届く口跡で、普段使わない脳の筋肉を、しっかり動かしてくれます。
　どちらの演芸も、この時代に必要な生き方の知恵が織り込まれているはずです。
　まだ二つ目ながら多くのファンを増やしつつあるいちかさん、若手真打ながらすでに大ベテランの風格の小せん師匠。
　安心して身を委ねてみてくださいね！

▽田辺いちか　たなべ　いちか
2014年に入門、芸歴7年目、2019年3月に二つ目昇進。2020年渋谷らくご「楽しみな二つ目賞」受賞。小学生の時に司馬遼太郎の『国盗り物語』を読んで、歴女になった。ツイッターでは「キラキラ」の絵文字を多用する。

▽柳家小せん　やなぎや　こせん
22歳で入門、芸歴24年目、2010年9月真打ち昇進。橘家文蔵師匠と入船亭扇辰師匠と音楽ユニット「三K辰文舎」としても活動中。YouTubeでは曲の弾き語りを公開している、最新作は「夜に駆ける」。先日、山形さくらんぼサイダーを飲んだ。