「渋谷らくご」龍玉劇場 ～単館上映落語会〜

　映画にもシネコンで観られるものから、単館上映でしか観られないものまであるように、落語にもここでしか聴けないものがあるはず。上質なものは、落語を知っているか知らないか関係なく、多くの人を惹きつけます。蜃気楼龍玉師匠は、渋谷らくごでトリを取り続ける孤高の真打。この師匠にしか出せない味があるのです。哀しい人間のありようをぜひご堪能いただきたいです。
　どんな状況であっても客席を疲れさせずに満足させる遊雀師匠という最高の業師も入り、創作の女王 和泉師匠も登場です。
　普通の落語を普通にやって面白いという奇跡の存在 市童さんの働きにも注目してください。

▽柳亭市童　りゅうてい　いちどう
18歳で入門、芸歴11年目、2015年5月二つ目昇進。インスタグラムにラーメンの写真を積極的にアップする。プロフィール写真を撮られたくないと思ってしまう。子供の頃は怖くて「もののけ姫」を見ることができなかった。

▽弁財亭和泉　べんざいてい　いずみ
2005年8月入門、現在16年目、2021年3月に真打昇進、三遊亭粋歌を改め「弁財亭和泉」となった。28歳で突如会社を辞めて落語家になった。よくいくスーパーは、SEIYUやLIFE。益田ミリさんの漫画「スナックキズツキ」のドラマ化を楽しみにしている。

▽三遊亭遊雀　さんゆうてい　ゆうじゃく
23歳で入門、芸歴33年目、2001年9月真打昇進。酒豪。鉄道が大好き。YouTubeで「スマホたて落語」を配信して続けている。先日仕事の帰り東海道新幹線の新型N700Sに乗ることができてテンションがあがった。お肌の保湿を第一に考えキュレルを使用する。

▽蜃気楼龍玉　しんきろう　りゅうぎょく
24歳で入門、芸歴24年目、2010年9月真打ち昇進。身長が181cmと背が高い。ツイッターではプライベートの様子をツイートすることがなく、いまどのように過ごしているか知ることができない。ものを食べずにひたすら呑むとの噂。