渋谷らくごプレビュー&レビュー
2016年 1月8日(金)~12日(火)
開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。
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プレビュー
創作らくごを売りにしている落語家のなかでも、完全台本主義といってもいいほどに、作り込み、大事に育てていくタイプの落語家がふたり。百栄師匠と鯉八さんです。
寄席の出番や地方の仕事、都内の落語会も無数に存在する現在、一年で何百回となく高座にあがる落語家たちにとって、創作は魅力的でもあり、危険でもあります。現代にフィットした世界での笑いを実現できるメリットもありますが、いっぽうで安心できる「江戸の世界」を楽しみにきているお客様にとって、創作らくごは「思ってたのとちがう」ものになることがあるからです。古典の魅力は、何百年もの歴史のなかで淘汰されてきた強度のあるストーリーと、それを知っていることでお客さんが得られる「安心」です。一度聴いたことのある落語は、ストーリーを細かく追う必要もなく「そうだったそうだった」とうろ覚えで楽しめるメリットや、想像する負担を軽減するメリットがあります。しかし、時代が変わるたびに淘汰されていくので、このままだと受け続ける噺は少なくなっていくことはだれにでも想像がつくことです。
そんななか、自分の個性を見極め、創作落語に特化した侍が、現代にもいます。ウケる落語、残る落語、さらには次の時代のフォーマットとなるべき落語の姿を、この二人は示していると思います。 笑いの最先端としての、落語に触れたい方は、ぜひこの回にお越しください。衝撃の一時間になると思います。