渋谷らくご

渋谷らくごプレビュー&レビュー

2017年 2月10日(金)~14日(火)

開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。

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2月13日(月)18:00~19:00 春風亭昇々 春風亭一之輔

「ふたりらくご」無双対決!

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プレビュー

今年一番の「無双」対決、実現。
千葉県が生んだ狂気の若手落語家の対戦カード、プロレスなら最高の対決となるでしょう。
いまや平成の落語界を象徴する存在ともいえる春風亭一之輔に、渋谷らくご大賞 昇々さんが挑む世紀の一戦。
いまこそ自由自在の「我流」を追求し、だれよりも自身の高座を楽しむ二人が、この60分勝負で真の「無双」を決する。
落語界でもこれだけ自分の高座を毎回楽しんでいる二人はいません。本当に見ていて楽しいです。
松戸の昇々 対 野田の一之輔! 勝ったほうが次の千葉県知事でいいと思います。

▽春風亭昇々 しゅんぷうてい しょうしょう
1984年11月26日、千葉県松戸市出身。2007年に入門、2011年二つ目昇進。
「2016年 渋谷らくご大賞」受賞。その様子はナタリーで取り上げられた。先月の「ひとりらくご」でも狂気がすさまじく、1時間笑い続ける方が客席に大勢いた。LINEのキャラクターの「ブラウン」のぬいぐるみを抱きしめている写真がかわいい。狂気と愛嬌の絶妙なバランス。

▽春風亭一之輔 しゅんぷうてい いちのすけ
23歳で入門、芸歴16年目、2012年3月真打ち昇進。三児のパパ。ただいまWOWOW動画で、一之輔師匠のインタビューが公開中。いま一之輔師匠がなにを考えているのか赤裸々に語っていただきました。1月に39歳になった。

レビュー

文:桜もち Twitter:@kasiwamoti55
マイノリティ応援の遺伝子が組み込まれています。だんだんハマりつつある趣味は、占星術とタロット。理想の男性像は「山本長五郎」 年末からねこと暮らすようになって毎朝の別れが辛い、仕事を辞めれないか本気で思っているところ。

2月13日(月)18時~ ふたりらくご
春風亭昇々(しゅんぷうてい しょうしょう)「天災」
春風亭 一之輔(しゅんぷうてい いちのすけ)「徳ちゃん五人廻し」


着いてみるとすごい熱気!人がいっぱいです。「最強のプロレス対決」の評判にキャンセル待ちの方も!

いただいたパンフレット類を見ると「わー、“どがちゃが”に先月のレビューを載せてもらえてるー♪」
う、こんなに長かったのか、ごめんなさい。でも、昇々さんのひとりらくごのことなので、どうぞ合わせてお読みになってみてくださいませ。

「誰よりも自分の高座を楽しんでいる」ふたり。この勝負に千葉県知事がどちらになるかが、かかっているそう。さぁ、あなたはどちらになって欲しいですか?(笑)
確かに見終わった感想は、保証どおり「楽しかった!」です。


  • 春風亭昇々さん

    春風亭昇々さん


前評判を聞き過ぎてしまったためか「昇々さん、そんなに狂気?」と思った前回。今月は一之輔師匠の方が狂気?と思ってしまいました。
ちょっと久しぶりの師匠は風格が増しておられました。何回かお聞きしていて大好きな噺家さんです。
師匠、昇々さんの狂気評判に煽られた?というのが、私の思っちゃったこと。または、今日のお客さんは狂気そうだから行っちゃえー!だったのかもしれないですね。
(師匠と我々客はこの時間 …… したんですよ!、(笑)
★……はいろいろ想像してみてください!びっくり、でも納得、嬉しい発言でした。

今レビューを書こうとして昇々さんを思うと明るい爽やかな感じが思い出されます。特にマクラの時。
「いろんな人がいますね~。いろんな人が許されている世界が落語です。」って、サラッと言われたのですが、じぃん。

今回昇々さんの落語を思うと、しみじみこのシブラクに二つ目さんの面白さを教えてもらったなぁと思います。こんなにたくさんの二つ目さんに出会ったのはシブラクから。
のびのびと未知数な感じ、いろいろな可能性に挑戦している感じ。共同で楽しそうにあれこれやっている二つ目さん達が、それぞれ立派になられた時、おひとりおひとりも演芸界もどんな風になっているんだろうと楽しみです。何年後くらいの話なんだろう~。

今回の「ふたりらくご」、私がサブタイトルを付けるとしたら「師匠と二つ目さんの対決!」です。


昇々さんのまくらにホロスコープをみてもらった話が出てきました。私も占星術をかじっているので、せっかくの時間までの誕生情報。
(★占星術では、出生した場所・分単位での時間が分かる方がより深くみることができる。)
記憶できない私の頭の恨めしや。

  • 春風亭一之輔師匠

    春風亭一之輔師匠


一之輔師匠の「徳ちゃん五人廻し」
これは古典的な要素を切り貼り+創作を交えた新作なの?と思いながら聞いていましたが、ちゃんと古典としてある噺らしい。
多分に師匠の創作(解釈?)が入っていそうなので、他の方でも聞いてみたいです。


【シブラクが好きな人、こんなのもいかが?】

目下の最大の関心事は「ねこ」です。

年末から一緒に暮らし始めて、楽しい、かわいい、そして何とたくさんのことを感じさせてくれ、教えてくれることか。

演者さんの中にもねこ好きな方、飼ってる方、たくさんいらっしゃる気配。
「チームねこ」とか「ねこ噺し特集」とかいかがでしょうか。

私がねこと暮らすことになったきっかけは、演芸には関わりの深い町「浅草」の「ギャラリー・エフ」という蔵を活かしたお店を舞台に始まりました。カフェも併設、ねこもいます。
素敵な面白いことをしている場所です。浅草ついでに寄ってみてください。

また
・「ねこ」という聞くと反応してしまう。
・「ねこと暮らしたいけど、ずっと暮らすのは無理。、またはそこまでの覚悟が定まらない。」(「預かり」という選択肢があります。)
・「もう、自分の方が先に死ぬ心配しないといけない年齢だから、飼うのは諦めてる。」(「シニアねこ」という選択肢があります。)
などの方

ぜひツイッターの「#ねこのおしごと」や「#たてむすびの会」をのぞいてみてください。

「いつかねこと暮らしたい。」と思っている方は、1日でも早く実現に向け、小さなことでも具体的な一歩を何か始めることを強く!おすすめします。
この幸せを1日でも早く手元に引き寄せましょう!

それでは、今回はこれまでです。
ありがとうございました。
【この日のほかのお客様の感想】
「渋谷らくご」2/13 公演 感想まとめ

写真:渋谷らくごスタッフ