渋谷らくごプレビュー&レビュー
2017年 6月9日(金)~13日(火)
開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。
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プレビュー
生まれてはじめて落語を聴く。あるいは生まれてはじめてこの場所に来る。
そういうときって、お客さんとしてはドキドキです。そして、この回の出演者たちは、みなその「はじめて」の人を、一人残らず後悔させないぞという強い気持ちで演じている方々です。
「新しさ」や「わかりやすさ」を標榜すると、業界内部からは反発はあるものですが、この人たちは内部すらも納得させるパワーがあります。だから、安心して聴きにきてほしい。
革命児たちは、毎日静かに、しかし確実に闘っています。
▽瀧川鯉斗 たきがわ こいと
21歳で入門、芸歴12年目、2009年4月二つ目昇進。
元・名古屋の暴走族総長。バイト先の居酒屋で鯉昇師匠に衝撃を受けて、入門。インスタグラムをやっている。「暴走族の元総長が、落語に落ちた日」という特集記事がウェブで公開中。篠笛を吹いている。桂春蝶師匠とはご自宅を行き来するほどの仲。
▽立川吉笑 たてかわ きっしょう
26歳で入門、現在入門7年目、2012年4月二つ目昇進。2015年末『現在落語論』を出版。音楽番組の司会をつとめる。最近ウェブページがリニューアルされて、素敵なデザインになっている。作業場を借りようか迷っているとのこと。しっかり者の反面、先日携帯を落として画面を割ったという一面も。相当な酒豪で、ほぼ毎日お酒を飲んでいる。酒癖があまりよくない。
▽玉川奈々福 たまがわ ななふく
1995年曲師(三味線)として入門、芸歴22年目。浪曲師としては2001年より活動。2012年日本浪曲協会理事に就任。
「シブラクの唸るおねえさん」。日本全国に熱烈なファンも多く、浪曲の裾野拡大に大いなる野心を注ぐ。最近ハマっているおやつは、トーストにアーモンドバターをぬってバナナをのっけてこんがり焼いたもの。「語り芸パースペクティブ」という、日本の語り芸を網羅する一大プロジェクト進行中。
▽桂春蝶 かつら しゅんちょう
19歳で入門、芸歴23年目、2009年8月、父の名「春蝶」を襲名する。
関東と関西を行き来される生活をする。岡本太郎の太陽の塔のブローチをつけている。インスタグラムの写真がひとつひとつ美しく、息子さんや娘さんが成長されている姿を暖かく見守っていらっしゃる写真に心が暖まる。鯉斗さんと仲がよいとのことで、最近はテレビ電話でお稽古をつけてみたとのこと。関西テレビでは春蝶師匠のドキュメントが作られた。
レビュー
瀧川鯉斗(たきがわ こいと) 「片棒」
立川吉笑(たてかわ きっしょう) 「八五郎方向転換」
玉川奈々福(たまがわ ななふく)/沢村美舟(さわむら みふね) 「英国密航」
桂春蝶(かつら しゅんちょう) 「紙入れ」
瀧川鯉斗さん
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瀧川鯉斗さん
立川吉笑さん
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立川吉笑さん
玉川奈々福さん・沢村美舟さん
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玉川奈々福さん・沢村美舟さん
桂春蝶師匠
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桂春蝶師匠
【この日のお客様の感想】
「渋谷らくご」6/11 公演 感想まとめ
写真:渋谷らくごスタッフ