渋谷らくごプレビュー&レビュー
2017年 10月13日(金)~17日(火)
開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。
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プレビュー
若手がどんなにうけても、あるいはどんなに場を荒らしても、必ず最後はお客様を満足させて帰す。それが真打の仕事です。
言葉でいうのは簡単ですが、実行することがこれほど難しいことはありません。多くの経験と圧倒的な引出しの多さがなければできないことです。みなさんの職場には、そういう人が何人いますでしょうか? 渋谷らくごでは、圓太郎師匠です。
▽瀧川鯉斗 たきがわ こいと
21歳で入門、芸歴12年目、2009年4月二つ目昇進。元・名古屋の暴走族の十二代目総長。毎週楽しみに見続けていた日曜9時に放送されていたドラマ「ごめん、愛してる」を最終回だけ見逃してしまうので、結末を知らない。
▽玉川太福 たまがわ だいふく
1979年8月2日、新潟県新潟市出身、2007年3月入門、2012年日本浪曲協会理事に就任。「わかりやすい浪曲」を目指して日々奮闘中。毎回浪曲Tシャツを着て楽屋入りされる。靴下はビタミンカラー。水筒持参系男子。
▽柳家わさび やなぎや わさび
23歳で入門、芸歴14年目、2008年二つ目昇進。痩せ形で現在の体重は52kg。いまラップに興味がある。前座時代は、師匠の家に住み込み修行をしていた。修業時代は師匠から常に見張られているのではないかと疑心暗鬼になる。
▽橘家圓太郎 たちばなや えんたろう
19歳で入門、芸歴36年目、1997年3月真打ち昇進。オヤジの小言マシーンぶりは渋谷らくごでも爆笑を生んでいる。やむを得ない理由で、スマートフォンに変えた。SNSなどはやらないが、雨雲レーダーだけは完璧に使いこなしている。
レビュー
10月15日(日)17時~19時「渋谷らくご」
瀧川鯉斗(たきがわ こいと) 「紙入れ」
玉川太福(たまがわ だいふく)/玉川みね子(たまがわ みねこ) 「地べたの二人〜湯船の二人〜」
柳家わさび(やなぎや わさび) 「蒟蒻問答」
橘家圓太郎(たちばなや えんたろう) 「甲府い」
「面白い(「面白い」の語源って以外と沢山あって、その中でも一番ポピュラーな、目の前がぱっと明るくなり気分が晴れるようなって意味が今回の講演には一番合っておりました)」 渋谷らくごのモニターに応募した際、レビュー内容は「かっこいい!」「かわいい!」というなど、ミーハーなものでも構いませんと書いてあったので、リードはこのようにしました。良いんですよね?良いって言いましたよね!兎に角すごく面白かったんですよ。
瀧川鯉斗「紙入れ」
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瀧川鯉斗さん
噺の途中で鯉斗さんが「これは僕の体験談ではありませんからね」と冗談で仰っていたが、鯉斗さんがあまりにハンサムなので、本当に~~?と正直少々疑ってしまった。(そういや最近ハンサムってあまり使いませんよね、同じカタカナ四文字ならイケメンっていうより雰囲気ありません?どうかな、ハンサム、皆さんもっと使ったほうがいいですよ。)
私は噺家さんの、女性役の話口調が上手な人って引き込まれます。小金持ちで、美人、そして少々気が強いお清さん。ずる賢くて色っぽいあんな口調で誘惑されたら、そりゃあ掛け金が外れる音も聞こえますわ。ええ。で、鯉斗さんの時はどうだったんですか?あ、冗談でしたね。すみません!
玉川太福「地べたの二人~湯船の二人~」
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玉川太福さん・玉川みね子師匠
実は私、浪曲って初めて聴いたんですけど、こんなに面白いなんて知りませんでしたよ。もう!誰かもっと早く教えてくれれば良かったのに。キーッ!悔しい。もう!
浪曲は、落ちがつかなかったり、突然途中で終わったりするっていうパターンもあるんですって。途中で終わる??どんなもんじゃいと思っていたが、仰った通り突然終わったのに爆発的に笑えた。ズルいな、何がズルいのか分からんが。
本日の湯船の二人は、湯船に浸かりませんでした。もう少し時間があったら浸かっていたんだろうか。二人の間が私的に最高にハマったので後五時間は余裕で聴けましたね。本気です。ちょっと嘘です、二時間半ならちょろいです。二時間半あったら、二人がコーヒー牛乳を乾杯する位までは聴けっかなあ~。
そう言えばこの間引越し祝いを同僚からもらったんですよ。大きなダンボールが届いて中を開けてみたら、なんと!これがまあ!・・・丁度文字数が、まず、これまで。
柳家わさび「蒟蒻問答」
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柳家わさびさん
昨晩ちょうどテレビの特番で、ラップバトルを見た私はわさびさんの枕の影響もあり、にわか坊主ラッパーに惹かれた。よし、私も韻を踏んだ上手いレビューを書いて皆をあっと言わせてやろうと思ったが、30分経って何も思いつかないので諦めた。ラッパーって凄いな。
皆様の周りにも、感性だけでその場をなんとなく切り抜けちゃう人っていません?臆病者の私はそういう人ちょっと憧れちゃうんだよな。色んな事深く考えすぎずにその時思ったように行動するっていうのも、たまにはいいかもね。
橘家圓太郎「甲府い」
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橘家圓太郎師匠
これ大好きなんですよ。でも私の知ってる甲府いの3倍面白くてびっくりしちゃいました。流石です。これだから落語って楽しいですね。もう一度いいですか。これだから落語って!!毎度思うけど同じ演目でも、演者さんによってこんなに違うもんなのね。クゥ~!!面白い!!
これは善吉さんが豆腐屋の親方と出会ってからの五年間位のお噺なんですけど、なんとも入り込んじゃうんですよね。目に浮かぶ。浮かびすぎる。皆良い人なので幸せになって欲しいなあってなる。落ちまでのストーリーと、落ちの力加減が凄く心地良いんです。なんだかホッした。
素敵な日曜日をありがとうございました。雨の中来た今日のお客さんと私は本当ラッキーでしたね。
【この日のほかのお客様の感想】 「渋谷らくご」10/15 公演 感想まとめ
写真:渋谷らくごスタッフ