「渋谷らくご」エッジの利いた若手に元気をもらう！鯉八の会

　コロナ禍に真打に昇進した鯉八師匠をトリにすえ、ほぼ同時期の2019年に昇進し、いまなお注目株のわさび師匠、どのような環境でも自分のペースを崩さない語り部 扇里師匠、創作に古典に自分ならではの角度で挑む曲者 昇羊さん。
　必ずあなたの心にささるものが聴けるはず！　落語の世界は「多様性」の世界ですが、落語家の世界も多様性の一途をたどっています。どれもが立派な落語です。
　自分の武器を研ぎ澄まし、エッジの利いた演者さんたちの奮闘に、元気をもらう土曜のお昼はいかがでしょう？

▽春風亭昇羊　しゅんぷうてい　しょうよう
1991 年 1 月 17 日、神奈川県横浜市出身、2012 年入門、2016 年二つ目昇進。飲み会ではペースメーカーとなり、 一番盛り上がった時にしっかりと散会させる技術を持つ。おしぼりやお手拭きはしっかりとたたむタイプ。

▽柳家わさび　やなぎや　わさび
23歳で入門、芸歴18年目、2008年二つ目昇進。2019年9月に真打昇進。痩せ形で現在の体重は52kg。わさび師匠のお母様がたまに渋谷らくごに見にくる。Youtubeで新作落語をコンスタントに配信している。先日、Youtubeから「米国税務情報」の入力を求められ、焦る。

▽入船亭扇里　いりふねてい　せんり
19歳で入門、芸歴25年目、2010年真打ち昇進。食べられない時期は競馬で稼いでいた。熱狂的なベイスターズファン。今年も毎日ベイスターズを応援している。試合中は、落語会の告知も控える。プロ野球チップスで、ベイスターズの選手が出るとテンションが上がる。

▽瀧川鯉八　たきがわ　こいはち
2006年24歳で瀧川鯉昇師匠に入門、2020年5月真打昇進。鯉八さんの似顔絵のLINEスタンプが発売中。この春、花形演芸大賞金賞を受賞した。創作らくごのユニット「ソーゾーシー」のメンバー、夏になるとソーゾーシーのTシャツをヘビーローテーションする。