渋谷らくごプレビュー&レビュー
2017年 11月10日(金)~15日(水)
開場=開演30分前 / *浪曲 **講談 / 出演者は予告なく変わることがあります。
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プレビュー
◎ニコニコ公式生放送「WOWOWぷらすと」中継あり(http://www.wowow.co.jp/plast/)
人に楽しんでもらうためにもいろいろな「おもてなし」の方法があることを、この四名の出演者の落語から感じ取っていただきたいと思います。
シリアスな噺から爆笑落語まで、幅広いバリエーションを持ったこの四名がどういう化学反応を見せるのか。
「だれにも負けないぞ!」というサービス精神が炸裂する会となります。
喬太郎師匠は1年ぶりの登場、欧州公演の出発の直前にご出演です。
▽立川こしら たてかわ こしら
21歳で入門、芸歴21年目、2012年12月真打昇進。フットワークがひたすらに軽く、日本のみならず海外でも独演会を開催している。熊本城復興の手形を手に入れて、この秋から「熊本城城主」となった。この秋フォークリフトの免許を取得した。
▽春風亭昇々 しゅんぷうてい しょうしょう
1984年11月26日、千葉県松戸市出身。2007年に入門、2011年二つ目昇進。フジテレビ「ポンキッキーズ」にレギュラー出演中。テレビ東京「ミライダネ」では、ナレーション出演。Youtubeでは「アバンギャルド昇々」を日々配信中。衝撃的な映像の数々です。
▽桂春蝶 かつら しゅんちょう
19歳で入門、芸歴23年目、2009年8月、父の名「春蝶」を襲名する。11月より夕刊フジでコラム「桂春蝶の蝶々発止!」の連載が始まる。インスタグラム・ツイッターから親父ジャーナルまで網羅した発信力をもつ。最近シーラカンスのぬいぐるみを買う。
▽柳家喬太郎 やなぎや きょうたろう
25歳で入門、芸歴29年目、2000年3月真打昇進。落語協会理事。映画『スプリング、ハズ、カム』では主演をつとめる。ガラケー派。この秋ヨーロッパツアーに出発する。
レビュー
11月10日20時〜22時 「渋谷らくご」
立川こしら(たてかわ こしら)「長短」
春風亭昇々(しゅんぷうてい しょうしょう)「壺算」
桂春蝶(かつら しゅんちょう)「権助提灯」
柳家喬太郎(やなぎや きょうたろう)「ハンバーグができるまで」
「パルプンテ! ~導かれし噺たち~」
そろそろ皆さんドラクエ11は終わっている頃でしょうか。ラスボス戦が怖すぎて現実逃避中で、扉を開ければラスボスってところでレベル上げに勤しみつつ、スマホでドラクエ4やってます。5周目です。
ドラクエの中でドキドキな魔法がパルプンテ。何が起こるかわからない。ドラクエ4では勇者のみが習得しますが、この回の演者さん全員パルプンテを習得しているようで、1秒先ですら何が起こるかわからないほどのパルプンテっぷり。なんかこの回を観てると、パルプンテだけでラスボス倒せるんじゃないかって思います。
立川こしら師匠 × アリーナ姫
「長短」
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立川こしら師匠
とにかく戦闘力が高そうなのがこしら師匠。ボスも一撃で倒せんじゃないかっていう。マクラはフォークリフトの免許を取ったエピソード。アリーナ姫が姫なのに格闘家ってなくらい意味分からん…。が、アリーナ姫は可愛くて強い…それだけでいいんです。そう、こしら師匠がなぜフォークリフトの免許を取ったのかは考えずに、その面白さを無心で浴びればいいのです。そして「長短」。一般的な長短にはマイペースな長さんと短気な短さんかでてきますが、こしら師匠の長さんは中二病。気が長いとかマイペースとかの問題ではなく、短さんがむしろ心が広く気が長い。こんなに破壊力抜群の長短は初めてです。
春風亭昇々さん × クリフト
「壺算」
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春風亭昇々さん
ドラクエ4実写版を制作するなら、ぜひ演じてほしいのが昇々さん。ポンキッキーズでは一部コーナーを除き好青年っぷりを発揮してらっしゃいますが、いざ戦闘となったらザラキしか唱えなさそうな雰囲気は漂ってます。壺算の店主はまさにその雰囲気たっぷり。騙されて計算が合わないと必死な顔は、いつザラキを唱えてもおかしくない。いや、ひょっとしたらザラキを唱えはしたけど失敗したんではなかろうか。だってボス戦はザラキ効かないもの。多分次戦はザラキ効かないのを学習して、店主はきちんと攻撃できるんではなかろうか。…もしそうなら、続きが観たい‼︎まだまだこの壺算終わらなさそうです。がんばれクリフト店主‼︎
桂春蝶師匠 × トルネコ
「権助提灯」
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桂春蝶師匠
「権助提灯」ではトルネコとネネのように、もういいからって位にイチャイチャを見せつけられました。見ちゃおれん。って、ついチラチラ見ちゃうような。でも、そんな甘ったるさも、女の意地と意地がぶつかり合うと、任侠映画のような凄味を帯びます。あ、もしかしてネネも素は任侠かしら?
師匠の声は鳥肌が立つくらい美声。あんまり普段美声には興味ないのですが、そんな私をも魅了する美声はフレディ・マーキュリーと春蝶師匠くらいじゃないかしら。見ちゃおれんレベルのイチャイチャっぷりも、こうも美声で品が良いと薄眼でジーっと見ちゃうのです。
柳家喬太郎師匠 × 主人公
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柳家喬太郎師匠
勇者と言えば戦闘は攻撃も回復もできる万能タイプ。高い攻撃力で敵をボコボコにするかの如しお節介な商店街の店主たち。ベホマズンの如し可愛い元奥さん。間接魔法のようにじわじわくるマモルちゃん。まるで大がかりな舞台を観ているかのようで、やはり喬太郎師匠は勇者なのです。
ドラクエの主人公はとにかく無口。でも、きちんとキャラが立つ。いや…ドラクエ4コマ劇場の影響もあるんでしょうが…。喬太郎師匠の噺に出てくる登場人物は一人ひとりが別人が演じてるようなくらいキャラが立っているので、そこに喬太郎師匠はいないはずなんですが、喬太郎師匠はいるんです。不思議な感じですが、ドラクエの主人公で考えて見たらなんか納得。
私もお節介な商店街の近くで育ったため、この噺を聞きながらお店のおじさんたち元気かなぁ~と懐かしくなりました。「かおりちゃん、死ぬんじゃねぇか?」って、商店街緊急連絡網流されたい!
【この日のほかのお客様の感想】 「渋谷らくご」11/10 公演 感想まとめ
写真:渋谷らくごスタッフ