「ふたりらくご」立川志らく登場！

文:pem(ペム) Twitter:@shina1220　　性別:女 年代:20代 趣味:宝塚・舞台全般観劇、時々ハロプロその他諸々 落語歴:11ヶ月

11月13日(月)18:00〜19:00「ふたりらくご」
玉川太福（たまがわ　だいふく）/伊丹明（いたみ　あきら）「三遊亭白鳥作 上野掛け取り動物園」
立川志らく（たてかわ　しらく）「親子酒」

玉川太福/伊丹明『三遊亭白鳥作 上野掛け取り動物園』

• 

  玉川太福さん・伊丹明師匠

WOWOWのシブラクの映像配信やラジオ等で太福さんの浪曲聴いておりましたが、生の浪曲は初体験でした。会場に入ると舞台上のいつもと景色が違うのでその時点でとても新鮮でした。そして今月で渋谷らくご3周年でしたが、太福さんは第二回から毎月ご出演なさってるそうで・・・ミスターシブラクといっても過言なのではない。(1回目から皆勤賞っていう方いらっしゃったりするんですかね、そちらも気になります)そんな太福さん、色々葛藤があったようでいつまでもおかず交換してていいのか・・・本来の浪曲もやったほうがいいのではないか・・・いやでも渋谷らくごは初心者の方が来てくださる催し物で自分の欲を出すのかよくないのではないか・・・悩んだ末、間をとることを選んでくださいました。主人公が秩父の養豚場から飛び出した豚ということでお着物もピンクにしてくださるお心遣い、素敵です。面白かったのですが、シリーズ物にてをつけるときはまず1作目からみたいなタイプの人間からすると元ネタを知らないので元ネタを聞いてから違いを楽しみたい欲に掻き立てられた次第です。精進します。

立川志らく『親子酒』

• 

  立川志らく師匠

私の中で志らく師匠はひるおび!の人、そしてシブラクで初落語体験してから読んだ談春師匠の小説の赤めだかに出て来た人。まさかシブラクで志らく師匠の落語が聴ける日がくるとは思いもよりませんでした。TVで観る方はホールで独演会！というイメージなので。実はレビューを任されている身なのにあまり誰の回を担当してるのか意識してないせいで太福さんは覚えていたんですが会場に着いてから志らく師匠の回だということに気がつきました(すみません・・・)開演前のタツオさんが若い人のために演りたいということで御出演してくださったようで3周年興行ならではな感じでドキドキです。以前、Podcastまくら第80回で立川志ら乃師匠が談志師匠の試験で親子酒をしたということで音源では聴いたことのある噺だったのですが、志ら乃師匠の師匠である志らく師匠の親子酒を聴けるという至福の一席でした。時事ネタを織り込むは織り込むはあんまりやりすぎると客席が引いちゃったりしちゃいますが大盛り上がりで引き込む力がすごかったです。駆け引きが絶妙です。30分があっという間でもう1席聴きたかったです、拙い文章で申し訳ないですが素直な気持ちです、はい。

来月のシブラクは12月8日(金)～12日(火)ですので気になった方は足を運んでみてはいかがでしょうか？来月まで待てないよ！・落語に少し興味湧いてきたよ！という方はPodcastや動画が1席丸ごと配信されてますので渋谷らくごHPのトップページにURL貼ってありますのでぜひご覧ください。

【この日のほかのお客様の感想】
「渋谷らくご」11/13 公演 感想まとめ

写真：渋谷らくごスタッフ